暴露系ユーチューバーの末路は悲惨なものとなった。
【画像】“12年間の壮絶いじめ”告発の韓国女性ユーチューバーがこの世を去る
10月12日、元芸能記者の暴露系ユーチューバー、キム・ヨンホさんが死亡した状態で発見された。享年47歳。
彼は韓国メディア『スポーツ・ワールド』の元記者で、「キム・ヨンホ芸能部長」というチャンネルを運営していた。
キム・ヨンホさんのキャリアは『ブレイク・ニュース』から始まり、『Newsen』『NEWSIS』を経て、『スポーツ・ワールド』で記者として活動。『NEWSIS』時代には、“韓国で最も美しい”と称される女優キム・テヒと、彼女が出演した映画『レストレス～中天～』（2006）に対する否定的な記事を多数書いたことで、映画マーケティング協議会から出入り禁止を受けたこともある。
その後はマスコミ業界から一旦離れたが、『スポーツ・ワールド』で記者として復帰。芸能部長として勤務していた。
しかし、「セウォル号事件」が起きた2014年、『スポーツ・ワールド』在籍時に料理研究家ホン・ガヘに対する日常的な誹謗中傷で物議を醸すことに。これらの騒動により同社から離れ、ユーチューバーへと転向。「カロセロ研究所」「キム·ヨンホ芸能部長」といったチャンネルで暴露系ユーチューバーとして活動してきた。
彼の問題行動はこれだけにとどまらず、2019年7月には釜山・海雲台（プサン・ヘウンデ）の焼肉店で女性に強制わいせつをした疑いで裁判にかけられ、前日（10月11日）、釜山地裁・東部支庁で懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡された状態だった。
また2020年8月から複数の芸能人を相手に自身のYouTubeチャンネルで否定的な内容を公開すると脅迫し、金銭的な代価を受け取ってきた疑いで拘束前被疑者尋問（令状実質審査）を控えている状態だった。
警察の捜査の結果、キム・ヨンホさんが被害者から受け取った金額は、数億ウォン（数千万円）に上ることがわかった。キム・ヨンホさんに金を渡した芸能人たちと関連した内容は、YouTubeチャンネルに公開されなかったという。
ほかにも、元軍人ユーチューバーのイ・グンの国連勤務操作疑惑やセクハラ前科などを主張し、彼に情報通信網法上虚偽事実流布および名誉毀損疑惑で告訴され、タレントのパク・スホンや女優ハン・イェスルからも告訴された。
また、チョ・グク元法務部長官、歌手キム・ゴンモの元妻、カン・ギジョン光州市長、チョ・グクの娘チョ・ミンに対する情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律上の名誉毀損、料理研究家ホン・ガヘに対する名誉毀損および謀害偽証など、計7件の捜査を受けてきた。
そして、ペ・ヒョンジン侮辱発言疑惑、自身のセクハラおよび性売買疑惑、チェ・テウォンSK会長の名誉毀損騒動、歌手RAINとの法廷攻防騒動、キム・ソンリョンのデマ議論などもあった。
彼は死亡の40分前、「カン・ヨンソクナイトライブ（KNL）」というYouTubeチャンネルで、“極端な選択”を示唆する肉声映像を公開。キム・ヨンホさんは「このような選択をする理由も、私のせいで私が愛する他の人々が被害を受けるのが嫌だからだ。彼らがあまりにも苦しんでおり、私が消えてこそ終わりそうなので、このような選択をする」と話していた。
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