BIGBANG出身の歌手兼俳優T.O.Pが搭乗する“月旅行”が延期される見通しだ。
T.O.Pは10月1日、自身のインスタグラムを通じて韓国メディア『YTN』が報じたイーロン・マスクの宇宙船月探査と関連した報道を共有した。
その掲示物には、『YTN』が慶熙大学校宇宙探査学科のキム・ソンス教授の言葉を借りて、アメリカの億万長者イーロン・マスクが率いるスペースXの次世代ロケット「スターシップ」の開発が延期となる可能性について言及する内容が含まれた。
スターシップは、T.O.Pも搭乗者リストに名前を載せた「dearMoon」プロジェクトが進行される月探査宇宙旅行ロケットだ。「dearMoon」プロジェクトは、前澤友作が企画した宇宙旅行で、T.O.Pは前澤との縁で韓国代表に選ばれ、搭乗者リストに名前を連ねた。これと関連してT.O.Pは宇宙船発射台を訪問し、その過程をSNSで共有するなど「dearMoon」プロジェクトに強い関心を示してきた。
「dearMoon」プロジェクトは当初、スペースXの「ファルコン9ロケット」で契約が進行された。しかし次世代ロケットであるスターシップに変更され、その過程で同乗者がファルコン9の2~3人からスターシップでは18人まで増えた。そのため前澤友作が様々なジャンルの芸術家が月に行く経験を通じて地球から芸術を伝達するという目的で、全世界の芸術家に同乗者を公開募集した。ここでT.O.Pが選ばれ、搭乗することになったのだ。
ただしキム・ソンス教授は「dearMoon」プロジェクトに対して、「本来はすでに行っていなければならなかった。ところがスペースXのスターシップ開発が少し延ばされ、もともと今年までに行くとしていたが、今年も不可能になるものと見られる。数年後に行くことになると思う」と述べた。
実際にスペースX側は4月20日、スターシップの初の地球軌道試験飛行を試みた。しかし離陸後4分後に空中爆発し、議論を呼んだ。これと関連して米連邦航空庁(FAA)は9月8日、事故再発防止のための最終報告書を作成し、スペースXが履行する63種類の是正措置を明示したと明らかにした経緯がある。
スペースX側は公式ホームページを通じて、2回目の試験飛行を控え、FAAの是正措置をすべて終えたと明らかにした。しかしスペースXの後続発射のためには是正措置をすべて履行したという証拠と共に、法令遵守の可否に対する確認はもちろん、発射承認申請を経なければならない状態だ。
事実上、今年は不可能という見方が強い。
なおT.O.Pは2006年、BIGBANGのメンバーとしてデビューして活動した。しかし2022年2月にグループを脱退し、ソロに転向。彼はNetflixの『イカゲーム』シーズン2出演を確定し、ソロアルバムを準備中と知られた。
(記事提供=OSEN)
◇T.O.P プロフィール
1987年11月4日生まれ、本名チェ・スンヒョン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビューした。最年長メンバーであり、グループ内ではリードラッパーを務めた。2017年に義務警察として兵役をスタートさせたが、服務中に過去の大麻使用事実が明らかになり、社会服務要員に転換。2019年7月の除隊当時は秘密裏にファンミーティングを開催し、その場に駆け付けたファン一人ひとりと握手を交わすなど、ファンに対する並みならぬ愛情を見せた。2022年2月、YGエンターテインメントとの専属契約を解除した。
■T.O.PがBIGBANGを離れる理由を明らかに…「5年前に極端な選択をしようとした」
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