契約問題で揺れるBLACKPINKに加え、同じYGエンターテインメントがローンチする新ガールズグループ「BABYMONSTER」にも黄色信号が灯った。
【画像】BABYMONSTERの日本人メンバー、16歳の“アサ”
予定されていた「9月デビュー」が事実上、白紙となったのだ。
YGエンターテインメントは去る7月、BLACKPINK以来、約7年ぶりに披露する新ガールズグループBABYMONSTERについて「9月のデビューを目標に準備中」と伝えていた。しかし9月28日現在、デビュープロモーションは何も行われておらず、そのまま9月が終わろうとしている。
それどころか、オンラインを中心にBABYMONSTERの“メンバー脱退説”まで提起されている有り様だ。
最近、とあるオンラインコミュニティにはBABYMONSTERのメンバー6人が先輩グループBLACKPINKのコンサートに参加し応援している写真がアップされ、注目を集めた。BABYMONSTERは“7人組”でデビュー予定だが、7月以降、メンバーであるアヒョンの姿が確認されていないという。その写真にもいなかった。
さらにBABYMONSTERの公式SNSをはじめ、通勤中の姿も確認されていないため、「アヒョンだけデビューしないのでは?」との見方が出ているのだ。
予定されていた9月のデビューが白紙化し、さらにメンバー脱退説まで浮上していることから、BABYMONSTERに黄色信号が灯ったといえるだろう。
もともとBABYMONSTERは、BLACKPINKの“後釜”として用意された印象がある。BLACKPINKの契約が終わるデビュー7年のタイミングで、しかも契約終了直後の「9月」にBABYMONSTERをデビューさせると伝えていたからだ。
ただ、その肝心のBLACKPINKの契約問題が「ロゼだけが再契約した」「ジェニーとジスがそれぞれ個人事務所を設立した」などと報じられ、YGエンターテインメントは「現在協議中」と繰り返すばかりで止まってしまっている。BLACKPINKの進退が決まっていない現状で、BABYMONSTERをデビューさせるのが難しいことは想像に難くない。
さらにBABYMONSTERを手掛けるYGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク総括プロデューサーの訴訟問題もある。
去る9月27日、検察はヤン・ヒョンソク総括PDの特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(報復脅迫)などの容疑を扱った裁判で、懲役3年を求刑した。1審で無罪を宣告されているものの、裁判の結果は先が読めないものであるため予断を許さない状況なのだ。
デビュー前からメンバー脱退説、先輩グループの契約問題、そして総括プロデューサーの訴訟と、いくつもの困難を抱えてしまっているBABYMONSTER。2023年デビュー組で最も期待を集めているK-POPグループは、すべての問題を乗り越えることができるのだろうか。
◇BABYMONSTERとは?
YGエンターテインメントがBLACKPINK以来、約7年ぶりに発表するガールズグループ。韓国出身(アヒョン、ハラム、ローラ)、タイ出身(パリタ、チキータ)、日本出身(ルカ、アサ)の7人で構成された。各々が1000倍の競争を勝ち抜いてYGエンタの練習生として合流し、4年間、専門のトレーニングを受けた。2023年5月にはプレデビュー曲『DREAM』を公開。正式デビュー前でありながら、米ビルボードは「注目すべきK-POPアーティスト」に選定し、「K-POPジャンルに新しい波を起こすだろう」と展望した。
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