「楽曲が有名になり、多くの人が気づいてくれるほど、もっと楽しくて幸せです。天生の芸能人みたいですね！（笑）」
韓国最大の祝日である秋夕（チュソク。旧暦8月15日で2023年は9月28～30日）を迎え、元IZ*ONEのイ・チェヨンは韓服姿で本紙『スポーツソウル』の読者に挨拶し、このように話した。
最近では、9月6日にリリースした1stシングル『The MOVE：Street』のリード曲『LET′S DANCE』がヒットし、忙しい日々を送っている。
“羽毛ダンス”とも称される彼女の華麗なダンスと幸せそうな表情は、ショート動画がネット上で大きな話題を集めた。映像には「ステージ上での幸せそうな姿を見ると私も幸せ」「観ている私もとても楽しい」「エネルギーをもらえる」といったコメントが多く見受けられる。
現在の人気ぶりについてイ・チェヨンは「表情が豊かな方ではなく、ただ楽しくて笑ったんです。それを見て幸せになってくださっているようで、こちらこそ感謝しています」と謙虚に語った。
プロジェクトガールズグループIZ*ONE出身のイ・チェヨンは、ソロデビュー後に発表した2nd EP『Over The Moon』に収録されている『KNOCK』で、次世代を担うソロ女性アーティストとして位置づけられた。同曲はユーチューブとTikTokなどで大きな人気を集め、Melonのリアルタイムチャートで最高21位まで記録し、チャートを逆走。音楽番組にも“再出演”したほどだ。
このような評価を得た一方で、「ソロとしては不足していると思いました」とも告白。だが、『KNOCK』のヒットのおかげで「褒められたことで自分自身を信じられるようになりました」と打ち明けた。
そして「私が持っているボーカリストとしての特色は平凡だと思いました。ところが、“安定している”、“上手だ”という言葉を聞いて確信を得ました。ステージに立てば立つほど実力も一緒に伸びる感じです。次のアルバムでは、どんなパフォーマンスを見せるか気になりましたでしょう。“自惚れ”とは思わず、自信を持って誇らしくやり遂げたいです」と自信満々に明かしている
今回の『The MOVE：Street』での活動でも、自身の強みを生かしたダンスチャレンジを活発に展開している彼女。特に、RIIZEのショウタロウ、SEVENTEENのディノとのチャレンジは、ネット上で大きく注目を集めた。
人気男性アイドルとのコラボについては、「私のチャレンジもですが、RIIZEの『Get A Guiter』も、ぜひ挑戦してみたかった曲でした。気が引けないようにと思い、（ショウタロウが）いらっしゃる前にあらかじめ練習しました」とし、「友達のディノとは『KNOCK』チャレンジもしました。活動期ではないにもかかわらず、チャレンジオファーを受けてくれて本当にありがたかったです」と感謝を伝えている。
ダンスチャレンジで人気に火が付いたことで、K-POP界を代表するパフォーマーとしての自信も相当だ。「SEVENTEENがカムバックする時は、いつでも呼んでと言いました。SEVENTEENの振り付けは難しいことで有名ですが、（私は）高難度であるほど良いです。普段、チャレンジをする時は簡単な振り付けバージョンを送ってくださる方々がいますが、私は無条件、原曲で踊ろうと思います。それなりに踊れるし、自負心があるからです」と言及した。
これまでEPを2枚、シングル1枚をリリースしてきただけに、次はフルアルバムで音楽的に成長したいという願いも伝えている。「（キム・）セジョン姉さんが全曲の作詞作曲に参加したフルアルバムをリリースしました。私も、私の話と考えを込めた歌をフルアルバムに収録したい」とし、「まだ足りませんが、きちんと私の曲が増え、後々は一人で1時間半のコンサートができるようなアーティストに成長したいです」という願いを伝えた。
このように、歌手として飛躍の1年となったイ・チェヨンだが、今後は役者としての挑戦も控えている。ヒロインを務める新ウェブドラマが、まもなく公開予定だ。
「『KNOCK』の発表前に提案された作品でした。ソロ歌手として定着する前だったので非常に悩み、自分に対する確信が足りなかった時期でした。何かやってみないといけないと思いましたが、現場も面白いし、キャラクターも気に入りました。最初に持っていた否定的な考えはなくなりました」
今回、秋夕のスペシャルインタビューに、韓服姿で応じたイ・チェヨン。韓服は11歳以来、13年ぶりだったという。「秋夕にはママ、パパ、妹の（ITZY）チェリョン、そして3匹の愛犬と一緒に過ごします」とし、「今回の秋夕は家族写真を撮りたい。いつも私かチェリョンのどちらかが仕事で家に帰れず、4年前に撮った写真が最後なので。今回は子犬たちも一緒に“人生4コマ”の写真を残したいです」とにっこり笑った。
「秋夕連休には心身ともに健康で幸せであってほしいです。幸せを追うよりは、今やりたいことをうまくやって、ファンの方々と良い時間を過ごせれば、自然と幸せがついてくるのではないでしょうか」と締めくくった。
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