再契約の問題を抱えるBLACKPINKの影響で、所属事務所YGエンターテインメントの株価が急落した。
9月21日、本紙『スポーツソウル』がBLACKPINKのメンバーのうち、ロゼだけが再契約し、ジス、リサ、ジェニーはいずれもYGエンターテインメントを離れると報じた。
それに対してYGエンターテインメントは「確定したことはなく協議中」とだけ公式立場を伝えた。
全否定とも言えない曖昧な立場を発表した影響か、YGエンターテインメントの株価は同日、前日比13.28%も下落した6万9200ウォン(約6920円)となった。一時は15%以上の下落を見せたりした。
当然ながら現在のYGエンターテインメントの稼ぎ頭は、BLACKPINKだ。2022年10月から約1年間にわたって34都市、66公演が展開されたBLACKPINKのワールドツアー「BORN PINK」は、約180万人の観客を動員した。
このワールドツアーの収益は、全世界のガールズグループ史上最高値とされる。アメリカの芸能メディア『オールK-POP』は、BLACKPINKが今回のワールドツアーで2億6450万ドル(約390億円)の収益を上げたと分析。BLACKPINKはすでにツアー開始2カ月で7800万ドル(約115億円)の収益を上げていた。
そんなBLACKPINKの再契約について、YGエンターテインメントが長らく「協議中」と答えるにとどめており、先行きがますます不透明となっているだけに、株価への影響も避けられなかったと見られる。
なおジス、リサ、ジェニーは、YGエンターテインメントではない別の会社に所属を移すものの、1年のうち6カ月はBLACKPINKとして活動する「別々に、また一緒に」戦略で協議が大詰めに入ったとも伝えられた。
前へ
次へ