学生時代、不良グループに属して“いじめ”に関与していたと報じられた女優キム・ヒオラ。出演番組などの放送が中止となるなか、主演ミュージカルはスケジュール通り行われるようだ。
キム・ヒオラの所属事務所グラム・エンターテインメントは9月7日、「ミュージカル『フリーダ』は製作会社EMKの既存公示通り、スケジュールは変動なく進行される予定」と明らかにした。
続いて「キム・ヒオラの公演スケジュールも、やはり変動なく進行される」とし、「俳優を大切にして下さり、公演を愛して下さった観客の方々に心配をおかけした点、深く謝罪申し上げる。良い公演をお見せできるよう最善を尽くす」と伝えた。
先立って6日、韓国メディア『ディスパッチ』はキム・ヒオラが中学生時代、不良グループ「ビッグサンジ」に所属していたと報じた。この報道によると、「ビッグサンジ」は学校内で強請や暴行、暴言などで“いじめ”を主導する不良集団だったという。情報提供者たちはキム・ヒオラにタバコを買いに行かされたり、お金を奪われたりしたと主張している。
この報道を受け、キム・ヒオラはメディア側を通じて「ビッグサンジ」のメンバーだったことは認めながらも、同グループは不良集団ではなく、オンラインカフェの名前だという主張。また、いじめやパシリ、強請もしていないと反論した。
そしてキム・ヒオラも自身もSNSを通じて「記者の方がおっしゃる校内暴力や、ビッグサンジというカフェ会員だったということだけで、いくら考えても不良行為だという考えに同意することは難しい。そのようなことはなかったので、私はそんなことはないと率直に答えた」とし、「記者が私に情報提供者と連絡をするよう手伝ってくださったので連絡しました。対話をしながら、情報提供者も私に誤解があったと謝罪し、記者にも情報提供内容が事実ではないと申し上げたと理解している」と釈明した。
だが、今回の報道の余波は大きく、9日に放送予定だったバラエティ番組『SNLコリア』シーズン4のキム・ヒオラ出演回は放送中止に。続いて、tvNドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2の放送終了後インタビューが取り消しになったことで、現在出演中の『フリーダ』にも関心が集中することとなった。『フリーダ』は事前に予定されていたキム・ヒオラのインタビューは中止としたが、降板はせずスケジュール通りに出演すると伝えた。
◇キム・ヒオラ プロフィール
1989年3月18日生まれ。本名同じ。高校時代に友人とともに仁徳（インドク）大学校主催のミュージカル大会に出場し、1位を受賞。その賞金300万ウォン（約30万円）でソウルに上京し、演技を学んだ。その後、2009年にミュージカル『ミュージックボックス』で役者デビュー。2021年までで30作を超えるミュージカル及び演劇に出演した。2021年以降はドラマでの露出が活発になり、『賢い医師生活』シーズン2や『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『ザ・グローリー ～輝かしき復讐～』といった人気作に立て続けに出演している。芸術肌で絵画を趣味としており、各種展示会で自身の作品を販売している。商業画家としても十分通じるとされているが本人にそのつもりはなく、展示会で得た収益の50％を障がい者のための寄付金にあてている。
（記事提供＝OSEN）
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