俳優パク・ソジュンやDJ SODAなど、ファンの突然のスキンシップが問題視されているなか、BTS（防弾少年団）のVが日本で髪の毛が引っ張られる災難に遭い、ファンの怒りが高まっている。
Vは8月22日、自身がアンバサダーとして活動しているセリーヌのイベントに参加するために、東京・表参道を訪れた。久しぶりの来日だっただけに、同店舗の前はVを一目見ようと殺到したファンでごった返していた。
待ちわびたVの登場に熱い歓声を上げたファン。Vもファンに温かく挨拶し、握手に応じるなど。惜しみないファンへの愛を表わした。
しかし、イベント後に事件が勃発。店舗を出て車に乗り込もうとしたＶに向かって観衆の一人が手を伸ばし、髪の毛を引っ張るという、あり得ないアクシデントが起きたのだ。
この様子は現場にいたファンが撮影し、SNS上で拡散されることに。すると瞬く間に広がり、現場には居合わせなかったファンも怒りをあらわしている。
このような“迷惑ファン”による蛮行が後を絶たない。
最近では、DJ SODAが大阪で開催された音楽フェス「MUSIC CIRCUS'23」で観客から胸を触られるなどのわいせつな被害を受けたと告白した。日本でも大々的に報じられているため、知っている人も多いだろう。
これについて日韓両国で議論が続くと、同イベントを主催したTryHardジャパンは声明を発表し、観客3人を刑事告発するにまで至った。その後、加害者とされる男性2人が“青汁王子”こと三崎優太氏のYouTubeチャンネルで謝罪し、警察に出頭。その数日後には女性が警察の任意聴取を受けていると報じられた。
上記の2ケースの加害者が、すべて日本人とは断定できない。それでも少なくない韓国スターが日本という地で被害を受けていることは事実だ。このような事件が相次いで発生したことで、韓国のネット上では現在、日本ファンの“民度”を疑う声が上がっている。
ただ、迷惑ファンによる事件は日本だけで起きているわけではない。
俳優のパク・ソジュンは8月5日、韓国・釜山（プサン）の映画館で行われた映画『コンクリート・ユートピア』の舞台挨拶中、乱入したファンに抱きしめられるというハプニングを経験した。
当時、出演物が観客の座席番号を抽選し、プレゼントを配るイベントを行っていたところ、呼び出されていないはずの観客が突如舞台に向かって歩を進め、パク・ソジュンを抱きしめたのだ。
幸いにも、現場にいた保安要員が観客を制止し、事件は一段落した。だが、パク・ソジュンは驚いて戸惑いを隠せず、大事にならなかったことに胸をなでおろしていたと伝えられた。
ほかにも先月、タイ・バンコクでのイベント後に現地ファンと挨拶を交わしていたGOT7のジャクソンは、マスクをつけて近づいてきたファンに“奇襲ハグ”され、IVEのチャン・ウォニョンはメンバーたちと歩いて移動していたところ、突然近づいてきた幼いファンを見て驚いて避ける姿が拡散され、批判の声が上がったりもした。
芸能人に全く配慮しないこのような突発的な行動は、ファン心の表現ではなく犯罪だ。無礼なファンの相次ぐ事件・事故に、正常なファンと大衆の批判が続いている。
（記事提供＝OSEN）
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