元KARAク・ハラの死後もリベンジポルノ裁判は…「性犯罪の処罰を強化すべき」賛同者22万人超え

2019年11月27日 話題 #KARA

元KARAのク・ハラ(享年28歳)は亡くなったが、大衆は彼女の死が残した悲劇に怒りを隠しきれない。

ソウル江南(カンナム)警察署によると、ク・ハラは11月24日18時09分頃、ソウル江南区の自宅で亡くなったまま発見された。

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ク・ハラがこの世を去った後、韓国大統領府に設置された「国民請願」に書き込まれた、とある内容が注目を浴びた。

11月15日に掲載された「加害者中心的な性犯罪の量刑基準を再整備してください」と求めるその国民請願は、被害者よりも加害者を中心にした性犯罪の量刑を改善してほしいという内容が含まれている。一言で、性犯罪加害者への処罰を強化すべきという主張だ。

この国民請願への共感は多い。ク・ハラの死去から一日も経っていない11月25日、大統領府の正式な回答を得ることができる賛同者数(20万人)を突破し、11月26日午前には22万人を超えた。

ク・ハラが自ら命を絶つ“極端な選択”をしたことで、性犯罪被疑者に対する“軽い処罰”への批判が広がっていると思われる。ク・ハラは生前、元恋人チェ・ジョンボムとの葛藤から法廷で争い、悪質な書き込みに苦しんでいたが、その過程が彼女の死と無関係ではないとの意見が出ているからだ。

去る8月、一審を担当したソウル中央地方裁判所のオ・ドクシク部長判事は、チェ・ジョンボムに適用された傷害、脅迫、財物損壊、強要の容疑を認め、懲役1年6カ月、執行猶予3年を宣告した。

しかし性交映像の違法撮影容疑に対しては、合意のもとで撮影したという点を根拠に、無罪を宣告した。検察とチェ・ジョンボム側はいずれも控訴し、現在二審裁判が進行中だ。

「芸能人としての命を終わらせてやる」と映像を流布させようとしたチェ・ジョンボムに、裁判所が下した罪の重さが軽すぎるのではないかという批判が提起されている。

もちろん、それがク・ハラが死を選択した直接の理由と断言することはできないが、最近まで恋人だった加害者からの暴力と映像流布の脅迫に苦しみ、その過程でネット上の“荒らし”が「ク・ハラ不法撮影映像」をしつこく検索するなど、2次被害で苦痛を受けていたク・ハラだっただけに、世間の怒りが再燃しているのだ。

ク・ハラはこの世を去ったが、彼女が残した証言との陳述は、今後進行される控訴審の裁判で効力を発揮するものと思われる。

裁判は続く「処罰が重くなる可能性も」

マエストロ法律事務所代表のキム・ボギョム弁護士は、以下のように分析した。

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