韓国で映画『アナと雪の女王2』(クリス・バック、ジェニファー・リー監督)の大ヒットが続き、早くも観客動員数500万人突破を目前としている。
11月26日、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、『アナと雪の女王2』は11月25日に35万3789人を動員した。これで累積観客数は479万1670人となった。
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5年間の“待ち時間”は、観客を呼び集める大きな力として作用した。
『アナと雪の女王2』は土曜日だった11月23日に一日166万人を動員し、公開4日目で累積観客数400万人突破。そして現在500万人突破を目前としながら、アニメーション映画の新しい歴史を書いた。
この数字は、過去最多の一日当たり観客動員数を記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』と、ほとんど同記録だ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、一日(4月28日)166万2千469人を動員した。『アナと雪の女王2』よりも、わずか502人だけ多い。
『アナと雪の女王2』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』よりもスクリーン数はやや少なかったが、ランニングタイムが103分と短く、上映回数が多かった。上映シェアは73.4%に上り、劇場で上映された映画10本のうち7本以上が『アナと雪の女王2』だった。
興行では成功を収めている一方で、“スクリーン独占”という議論は避けられなくなった。
現在上映されている映画『Black Money』のチョン・ジヨン監督は、「スクリーンを独占して短期間に売上を作るのではなく、良い映画を長く鑑賞できるように法律が変わらなければならない」と、『アナと雪の女王2』のスクリーン独占形態を批判した。
そういった議論もあるが、『アナと雪の女王2』の人気は続くと思われる。家族が一緒に観ることができる映画であることに加え、シーズン1を楽しみ、続編を待ちわびていた子供たちの期待も大きいからだ。
実際に、一日で166万人を動員した11月23日の『アナと雪の女王2』上映館は、親と子供の観客で賑わった。観客を年齢で調べた結果、40代の割合が33%(CGV集計)と最も多かった。子供のためにチケットを購入した親が多かったと分析できる。
いずれにしても、韓国で『アナと雪の女王2』がどこまで記録を伸ばすのか、注目してみたい。
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