『サイコだけど大丈夫』『ストーブリーグ』などで知られる俳優オ・ジョンセが、最新出演ドラマ『悪鬼』での努力を明かした。
8月4日、ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)では、SBSドラマ『悪鬼』の放送終了記念として俳優オ・ジョンセのインタビューが行われた。
7月29日に終了した『悪鬼』は、悪鬼に憑かれた女とその悪鬼を見られる男が疑問の死を暴く韓国型オカルトミステリードラマ。本作でオ・ジョンセは、財力家出身の民俗学教授ヨム・ヘサンを熱演。無愛想で冷徹だが、人間味あふれるキャラクターが好評を得た。
同日のインタビューでオ・ジョンセは、ヨム・ヘサンを演じるにあたっての努力を尋ねられると「ヘサンというキャラクターを演じるため、数人のシャーマンのもとを訪ねた」とし、「何かを得ることもできるし、得られないこともあるが、行ったことで考えを整理できた」と明かした。
続けて「シャーマンの人たちの話し方には、何かを信じさせるものがある。抽象的というよりは正確に話すし、本当に信じられるように話をする。それで、ヘサンの話し方も私の中で整理された。例えば“死ぬかもしれない”を“死にます”のように、ダイレクトに近づく情緒があれば良いと思った」と説明した。
また、「シャーマンの方々も自分だけの様々な見方を話しているが、結局は全て解決してくれないのではないか。その時、“この人たちも結局は人だな”と思い、“ヘサンも結局は人だね”、“ヘサンにも人間的な魅力を入れてほしい”、という考えも整理された。また、それぞれの寂しさと虚しさがあるような気もした」と役作りを振り返った。
ほかにも、シャーマンに作品が成功するかは聞いたのかという質問には「聞いていない。私が越えなければならない山は、ヘサンというキャラクターをうまく演じられるかだったので、作品が成功するかどうかは、また違う山だったようだ」と話した。
意外なエピソードも明かしている。「事実、シャーマンのたちは私が俳優であることを知らないようだった。一般人のように接してくださった。実は私を俳優として調べる方々があまりいないようだ」とし、「この前、地方に『悪鬼』の撮影のために行き、食事をしようと店に立ち寄った。その食堂にはテーブルが2つしかなかったが、店長が私たちを見て興奮していた。隣のテーブルに“あそこにドラマ『悪鬼』チームが来ている”と自慢していたが、テーブルのお客さんが“キムチもう少しください”と言っていた。私たちに全く関心がなさそうだった」とし、笑いを誘った。
(記事提供=OSEN)
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