俳優ユ・アイン（36、本名オム・ホンシク）と麻薬を共同投薬した有名ユーチューバーが検察に引き渡された。
ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は7月17日、ユ・アインの麻薬容疑の共犯として捜査していた30代ユーチューバーのキム氏を最近、ソウル中央地検強力犯罪捜査部に在宅起訴したと発表した。
警察によると、キム容疑者は今年1月、ユ・アインなど知人4人とともにアメリカ旅行をした際、大麻を喫煙した疑い（麻薬類管理法違反）が持たれている。キム氏はVlogコンテンツなどで活動するユーチューバーで、登録者数は30万人を超えている。
先立って6月9日、警察は8種以上の麻薬類を投薬した疑いでユ・アインを検察に在宅送検した。ユ・アインはこのユーチューバーのほかにも、別のユーチューバーA氏、美大出身作家の知人、アメリカ国籍の人物とも大麻を吸った疑いが持たれている。特に、警察の調査を避けるためフランスに逃避したという疑惑を受け、ユーチューバーA氏のパスポートを無効化するなど共犯関係を引き続き捜査している。
ユ・アインは5月に行われた拘束前被疑者尋問（令状実質審査）で「容疑に対することは相当部分認める」としながらも、「共犯者を逃避させようとする試みはしなかった」と話した。
警察は食品医薬安全処からユ・アインが2021年の1年間、73回にわたって計4000mlを超えるプロポフォールを投薬したという記録を譲り受けたことで捜査を開始。6月には8種以上の麻薬類を投薬した疑いで検察に在宅送検した。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱（テグ）出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
前へ
次へ
