IZ*ONE出身の歌手チェ・イェナ（YENA）の新曲が議論となっているなか、所属事務所が公式立場を発表した。
先立ってチェ・イェナは去る6月27日、ソウルで2ndシングルアルバム『HATE X』発売記念ショーケースを開いた。
だが、2日後の6月29日にタイトル曲『Hate Rodrigo(Feat.ウギ(G)I-DLE)』のミュージックビデオが非公開となった。突然の行動に、非公開に切り替えた背景に関心が集まった。
問題になっている『Hate Rodrigo』は、グラミー賞3部門に輝いた若手歌手オリヴィア・ロドリゴをオマージュして「私より売れっ子はみんな嫌い！」という可愛い嫉妬を表現した楽曲だ。チェ・イェナが作詞、作曲に参加し、(G)I-DLEのウギがフィーチャリングを引き受けた。
ただ、現在活動中のオリヴィア・ロドリゴの名前がタイトルに入っており、「HATE（嫌いだ）」という否定的な単語、さらに曲中には悪口を連想させる歌詞が入っているとの指摘もあり、なにかと議論となっていた。
そんな曲のミュージックビデオが突然非公開となったため、一部からはオリヴィア・ロドリゴ側の要請があったのではないかとの声も上がった。
それに対して6月30日、チェ・イェナの所属事務所Yue Huaエンターテインメントは公式立場を発表し、「そのミュージックビデオは当社が一部のシーンで商標権、肖像権、著作権を侵害した素地があることを発見し、29日に非公開措置し、現在再び映像を修正作業中」と明らかにした。
また、「オリヴィア・ロドリゴ側の要請によってミュージックビデオが非公開に転換されたという部分は事実ではない」と強調し、「当社は関連要請を受けたことがない」と明言した。
そして「これ以上確認されていない報道で各アーティストとファンの方々に誤解がふくらまないことを願い、今後の推測性の流布もご自制をお願いする」と伝えた。
Yue Huaエンターテインメントの公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは。Yue Huaエンターテインメントです。
所属アーティスト、チェ・イェナ（YENA）の2ndシングルアルバムのタイトル曲『Hate Rodrigo』のミュージックビデオに関して当社の立場をお伝えします。
そのミュージックビデオは当社が一部のシーンで商標権、肖像権、著作権を侵害した素地があることを発見し、29日に非公開措置し、現在再び映像を修正作業中です。該当部分を一歩遅れて認知し、事前のお知らせなしに混乱させたことを謝罪いたします。ミュージックビデオは編集が完成し次第、迅速にアップロードします。
また、オリヴィア・ロドリゴ側の要請によってミュージックビデオが非公開に転換されたという部分は事実ではなく、その部分を正します。当社は関連要請を受けたことがなく、これ以上確認されていない報道で各アーティストとファンの方々に誤解がふくらまないことを願い、今後の推測性の流布もご自制をお願いします。
チェ・イェナ（YENA）の今回のアルバムに多くの関心と愛を送ってくださって感謝し、多様な話を謙虚に受け止め、さらに音楽に精進する姿でお応えいたします。
ありがとうございます。
◇チェ・イェナ プロフィール
1999年9月29日、韓国ソウル生まれ。チェ・イェナは本名。2018年に韓国Mnetによるオーディション番組『PRODUCE 48』で最終順位4位を獲得し、IZ*ONEのメンバーとしてデビュー。高音域のハスキーボイスから生まれる歌声は透明感にあふれており、ファンに愛されてきた。天真爛漫な性格で、日本のバラエティ番組などでも愛嬌たっぷりの表情や振る舞いで人気を博す。2022年1月にソロ歌手としてデビュー。俳優チェ・ソンミンを実兄に持つ。
■【写真】元気キャラ封印!? チェ・イェナ、“色っぽビジュ”とクールな眼差し
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