「被害者ヅラ」離婚した元夫の現所属事務所と激しく対立する人気韓国女優(38)…“ドロ沼化”必至か

2023年06月20日 話題 #ク・ヘソン

女優ク・ヘソン(38)が離婚した元夫の現所属事務所であり、自身の前所属事務所と激しい対立を見せている。

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俳優アン・ジェヒョン(35)と離婚したク・ヘソンが前所属事務所であるHBエンターテインメントを相手にした出演料未払い訴訟で敗訴したが、控訴の意志を明らかにした。

これに対してHBエンターテインメント側は「被害者のふりをするク・ヘソンに法的対応する」と脅しをかけた。

激しい対立、争点は?

(写真提供=OSEN)ク・ヘソン

ク・ヘソンは6月20日、自身の個人チャンネルに「以前、放映したドラマの一部出演料の未払い事態で気苦労した経験があった。前所属事務所のYouTube出演料未払いまで続き、3億ウォン(約3000万円)をはるかに超える損失を一人で耐えることが、はたして正しいことなのかと悩んだ」とし、「彼らに敗訴したという判決は常識的に認められない。認めてもならない問題なので、損害を甘受してでも控訴する」と書いた。

彼女は「元配偶者(アン・ジェヒョン)を信じたので元配偶者の所属事務所HBエンターテインメントが運営するYouTubeチャンネルに喜んで(12回以上)無報酬で出演し、共にコンテンツ企画と場所、音楽、編集などの用役を提供した」とし、「コンテンツは計1000万回を超える再生回数を記録したにもかかわらず、前所属事務所は出演料を支給するどころか、今は天国に行った私の愛するペットたちが含まれた映像物を強制廃棄し、私を助けようと乗り出した証人を刑事告発するなど数年間、嫌がらせを行ってきた」と主張した。

ク・ヘソンは周囲が控訴を止めたが、後輩たちのために控訴するとし、「未来の後輩たちが二度と私のようなことを体験してほしくないという個人的な願いと同時に、先に出演させておいて未払いにするという制作システムのパワハラ横暴に対して、必ず警鐘を鳴らさなければならないという意志から始まったことをお知らせする」と強調した。

ク・ヘソンの主張にHBエンターテインメントも直ちに反論した。

(写真提供=OSEN)ク・ヘソン

HBエンターテインメント側は、「数年間、ク・ヘソンの専属契約関連の紛争および繰り返される虚偽主張に基づいた訴訟などにより、継続的な法律対応をしなければならない財産的被害と役職員および所属アーティストの精神的被害を深刻に受けている」と主張した。

それと共に「ク・ヘソンは本人の意志で始めた紛争と関連した司法機関の厳重な判断に対して、間違っているという立場を明らかにし、裁判所の判断を歪曲して虚偽事実で被害者のふりをしている」と指摘し、「本事件は出演料未払いやパワハラ横暴とはまったく関係のない事案であるにもかかわらず、ク・ヘソンは数年間、多様な虚偽事実でHBエンターテインメントの名誉と信用を毀損している」と批判した。

続けて「当社はク・ヘソンがしばらく所属俳優だったため、数年間続くク・ヘソン氏の不当な請求にメディア報道を自制し、法的に対応してきた」とし、「裁判所の判決さえ歪曲して否認し、会社の業務を妨害して名誉を深刻に毀損することをこれ以上容認できないため、ク・ヘソンのすべての虚偽事実の公表および虚偽報道に対して法的手続きを進める」と警告した。

離婚騒動から始まった両者の争い

そもそも両者の悪縁は2019年、ク・ヘソンとアン・ジェヒョンの離婚騒動から始まった。

(写真提供=OSEN)ク・ヘソン(左)とアン・ジェヒョン

当時、HBエンターテインメントに所属したク・ヘソンは、会社が一方的にアン・ジェヒョン側に立つとして契約解除を主張。ク・ヘソンは同年9月、大韓商事仲裁院に仲裁申請を行い、HBエンターテインメントもク・ヘソンの契約違反と信頼喪失で所属俳優関係を維持できず、損害賠償を求める反対申請をした。

これに対して大韓商事仲裁院は2020年3月、専属契約解除の判定と共に、損害賠償名目でク・ヘソンがHBエンターテインメントに3500万ウォン(約350万円)余りを支払うよう言い渡した。

ちなみにク・ヘソンとアン・ジェヒョンは、2020年7月に離婚が成立している。

ク・ヘソンはHBエンターテインメントを相手に起こしたYouTube出演料の支給訴訟でも敗訴した。ソウル中央地裁・民事合議63部(パク・チャンソク部長判事)は6月15日、ク・ヘソンがHBエンターテインメントを相手に起こした損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決を下した。

裁判所は「原告(ク・ヘソン)が単純な出演者の役割を超え、映像制作の過程で企画、演出などに関与したと見る余地がある」としながらも、「YouTubeチャンネル運営主体などを考慮すれば、被告(HBエンターテインメント)が映像制作に必要な企画と責任を全体的に担当したと認めるのが妥当だ。原告が映像物の利用に関する複製・配布・放送・伝送権など、実演者として著作隣接権を保有しているとは見られない」と話した。

離婚から間もなく3年が過ぎようとしているが、両者の溝は未だに深いようだ。

◇ク・ヘソン プロフィール

1984年11月9日生まれ。2002年のCM出演を機に芸能界デビュー。その後本格的に女優としての活動をはじめ、数々の作品を通じて愛くるしい魅力を披露した。特に、2009年に放送された『花より男子~Boys Over Flowers』(KBS)は日本でも大きな反響を呼んだ。その一方で、映画監督や画家、シンガーソングライターとしても活動。才能の尽きない女優として多方面に活躍している。俳優アン・ジェヒョンと2016年5月に結婚したが、2020年7月に離婚が成立した。

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