BLACKPINKが中国オンラインユーザーから悪質コメントの“口撃”を受けている。
たったひとつの単語が原因だった。
BLACKPINKは5月20、21日にマカオでコンサートを行った。その感想を公式ツイッターに英語で投稿したのだが、その投稿が中国の一部ユーザーから批判を浴びている。
BLACKPINKは公式ツイッターに「We were deeply touched by our Macanese BLINKs this week.」と書いた。「私たちは今週、マカオ人BLINK(BLACKPINKファン)に深い感動を受けた」という意味だ。
ここで問題となったのは、「Macanese(マカオ人)」という単語。中国とマカオを別の国と見ているとして、中国ユーザーの批判を浴びた。彼らは「なぜ中国人ではなくマカオ人というのか。中国とマカオはひとつだ」といった反応を見せた。
中国メディアも「韓国のガールズグループがマカオ人と呼んで、騒動に巻き込まれた」という記事を載せている。
実際にマカオは1999年12月にポルトガルから中国に主権が返還された。
騒動を受けてBLACKPINKは「Macanese(マカオ人)」を「Macau(マカオ)」に修正。それでも一部の中国ユーザーは、「中国と分けるのはおかしい」「Chinaと修正すべき」と批判の声を上げ続けている。
先立って中国の一部オンラインユーザーは、マカオで開催されたBLACKPINKのコンサートを鑑賞した自国芸能人たちを「売国奴」と批判し、ブラックリストを作ったりした。
近年、中国政府の「一つの中国」原則が強化されているなかで、BLACKPINKもその影響の一端を味わうことになっている。
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