人気グループEXO(エクソ)の“完全体”をもう一度見ることはできるのだろうか。
【全文】「奴隷扱いだった」EXOメンバー3人が契約解除を通知
EXOが再び受難の時間を過ごしている。メンバーたちが順に除隊し、完全体でのカムバックを準備していた状況でカイの入隊が突然決まり、さらにベクヒョン、シウミン、チェンが清算などの問題で所属事務所SMエンターテインメントに専属契約解除を通知しながら、法的紛争を始めることとなった。
これによって今年大いに期待されたEXOの完全体カムバックが実現するか、予断を許さなくなった。
6月1日、EXOメンバーのベクヒョン、シウミン、チェンの法律代理人は公式立場を通じて、SMエンタの精算資料および精算根拠の要請拒否で専属契約解除を通知することになったと明らかにした。
SMエンタ側に何度も内容証明を通じて5月31日までに精算の根拠について資料の提供を要請したが受け入れられず、専属契約解除を通知することになったと説明した。
またベクヒョン、シウミン、チェン側は「SMは従来12年~13年を超える長期契約をアーティストたちと締結し、そのような期間でも足りず、再び後続の専属契約書に捺印させ、なんと少なくとも17年または18年以上に及ぶ長期間の契約期間を主張するなど、極めて不当な横暴を繰り返した」とし、「少なくない練習生期間まで含めると、20年余りに及ぶ期間、SMが優越的な地位を土台にアーティストに、いわゆる“奴隷契約”を結ぶことを強要するものだとアーティストたちは感じている」とし、専属契約に対する問題も指摘した。
最終的にSMエンタとの立場の違いから、正確な精算内訳を調べるための精算金支給請求訴訟を含むすべての民・刑事上の法的措置を取るという立場だった。
これに対してSMエンタ側は同日、公式立場を発表して「所属アーティストに接近し、虚偽の情報/誤った法的評価を伝達しながら当社との専属契約を無視して、自分たちと契約を締結しても大丈夫という非常識な提案をする外部勢力が確認されている」と主張。
続けて「その外部勢力は、当社所属アーティストが誤った判断をして専属契約に違反したり、二重契約を締結したりするよう誘引する不法行為を犯している」と立場を明らかにした。
これで事実上、当分の間、EXOの完全体での活動は難しくなった。
EXOはスホとチャニョル、ディオ、ベクヒョン、シウミン、チェンと、大部分のメンバーが兵役を終えた状況で、カイとセフンの入隊を控えて完全体でのカムバックを準備していた。
兵役による空白期を乗り越え、実に4年4カ月ぶりに行われる完全体カムバックであり、メンバーとファンの期待が大きかった状況だ。
しかし予想外なことに、カイが去る5月3日、入隊を1週間前という直前に通知され、完全体での活動の準備が止まった。SMエンタは同日、「カイは今年予定されたEXOのカムバックを準備中だったが、最近兵務庁規定の変更で5月11日に入隊することになった」と明らかにした。
突然入隊しなければならなくなったカイは涙でファンに挨拶をして、軍隊に行った。基礎軍事訓練を受けた後、社会服務要員として代替服務を始める予定だ。同じ1994年生まれのセフンも、入隊しなければならない。
さらにベクヒョンとシウミン、チェンの専属契約解除通知で、EXOの完全体活動は再び混乱に陥ることとなった。
法的な紛争がうまく落ち着き、雨降って地固まる可能性もゼロではないが、いずれにしてもファンは再び待つ時間を持たなければならない。カイに続き、セフンの入隊もあるため、3人の紛争が終わったとしても完全体への道のりは遠い。
メンバー全員が揃った完全体のEXOを見るためには、さらに数年の時間が必要に見える。
(記事提供=OSEN)
■【全文】東方神起の“悲劇”再びなのか…EXOの「奴隷契約」主張にSMエンタが反論
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