人気グループEXOのメンバー3人が専属契約の解除を通知したなか、所属事務所SMエンターテインメントが公式立場を発表した。
6月1日、SMエンターテインメントは公式立場を発表し、「所属アーティストに接近し、虚偽の情報／誤った法的評価を伝達しながら当社との専属契約を無視して、自分たちと契約を締結しても大丈夫という非常識な提案をする外部勢力が確認されている」と主張した。
続けて「その外部勢力は、アーティストを本当に考える気持ちがまったくないにもかかわらず、流言飛語や中傷謀略、甘言異説などで当社所属アーティストが誤った判断をして専属契約に違反したり、二重契約を締結したりするよう誘引する不法行為を犯している」と指摘した。
また、「外部勢力の試みは明白な不法行為であり、当社とアーティスト、アーティストとアーティストの間の葛藤を助長し、既存のチームを瓦解させようとする本音も隠されている」とし、「K-POP産業全体の健全な未来のためにも決して許されない違法な行為」と強調した。
そして「当社は、アーティストの未来や正当な法的権利といった本質的な内容にはまったく関心を持たず、ひたすらお金という欲望を追求する者たちの動きを座視することはなく、可能な限りすべての法的措置を取る」と予告した。
先立って同日、EXOのベクヒョン、シウミン、チェンは法律代理人を通して、SMエンタが清算の資料をまともに提供せず、“奴隷契約”を強要したと主張して専属契約の解除を通知した。
それによると、SMエンタが12年から13年を超える長期間の専属契約を締結しており、具体的な清算の根拠を明らかにしてくれないとのことだった。3人の法律代理人は公式立場で、契約問題がきっかけでメンバーが分裂した東方神起の例を頻繁に挙げたりもした。
今回のSMエンタの公式立場は、それに対する反論といえるものだが、具体的にEXOメンバー3人の契約に関する話はなかった。
SMエンターテインメントの公式立場全文は、以下の通り。
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こんにちは。SMエンターテインメントです。
当社は今年初めに発表したSM3.0戦略を通じて、グローバルリーディングエンターテインメント会社としての新しいビジョンを提示し、それに伴い企業ガバナンスを着実に改善していく一方で、ファンの高い期待に応えようとし烈に努力しています。
ところが当社が新たな跳躍を準備するために力量を集中している時期に乗じて、当社所属アーティストに接近し、虚偽の情報／誤った法的評価を伝達しながら当社との専属契約を無視して自分たちと契約を締結しても大丈夫というふうに非常識な提案をする外部勢力が確認されています。
その外部勢力は、アーティストを本当に考える気持ちがまったくないにもかかわらず、流言飛語や中傷謀略、甘言異説などで当社所属アーティストが誤った判断をして専属契約に違反したり、二重契約を締結したりするよう誘引する不法行為を犯しているのです。
これらの外部勢力は、当社所属アーティストが当社との有効な専属契約に違反するよう誘引するだけでなく、そのアーティストを通じて当社所属の他のアーティストまで専属契約に違反したり、二重契約を締結したりするよう誘引していることが確認されています。
このような外部勢力の試みは明白な不法行為であり、当社とアーティスト、アーティストとアーティストの間の葛藤を助長し、既存のチームを瓦解させようとする本音も隠されています。これは無限の愛と応援を送ってくださるファンの信頼を根本的に破壊するもので、到底容認できない試みであるだけでなく、K-POP産業全体の健全な未来のためにも決して許されない違法な行為です。
これに対して当社は、アーティストの未来や正当な法的権利といった本質的な内容にはまったく関心を持たず、ひたすらお金という欲望を追求する者たちの動きを座視することはなく、可能な限りすべての法的措置を取ります。そうしなければ、自分たちの利益だけを得ようとする行為によって当社所属アーティストの評判、イメージなどが深刻に毀損され、前途有望なアーティストの未来にも良くない影響がありうるからです。
当社は不純な外部勢力の不法的な行為に強硬に対応することで、真にアーティストを愛するファンの高い期待に応える姿をお見せできるよう努力します。
ありがとうございます。
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