日本で人気を博す2つのグループは、韓国でも通用するのだろうか。
HYBEのボーイズグループ「&TEAM」、そしてJYPエンターテインメントのガールズグループ「NiziU」がK-POPアイドル市場に新たな波を巻き起こしている。
2020年にJYPエンタのグローバルオーディションプロジェクト「Nizi Project」を通じて誕生した“日本現地化グループ”NiziUと、昨年12月にHYBE LABELS JAPANが初めて披露したグローバルグループ&TEAMが、相次いで韓国活動を予告した。
去る5月12~14日、東京の幕張メッセで開催された「KCON JAPAN 2023」では、NiziUと&TEAMの韓国語ステージが繰り広げられた。
韓国を代表する大手事務所がK-POP制作システムで生み出し、日本で突風を巻き起こす両グループが次々と韓国活動に関連するメッセージを投げかけ、アイドル市場に新しい波が起こり始めた。
昨年12月、NiziUが所属事務所JYPエンタの公式立場を通じて、韓国アルバム発売計画を伝えた。来る7月に2ndフルアルバム『COCONUT』発売のニュースを伝えたなかで、韓国での活動計画は未だベールに包まれており、好奇心を刺激している。
メンバー全員が日本人で構成されたNiziUは、デビューからわずか1年11カ月で単独ドーム公演を行い、女性アーティスト史上最短期間でのドーム入り記録を立てたかと思えば、昨年1年間だけで33万人以上の観客を動員するなど、日本現地で人気ガールズグループとして定着した。
韓国と日本のシステムの長所をすべて備えた彼女たちは、K-POP市場に新たな活力を吹き込んでいる。
&TEAMはNiziUよりも一足早く、韓国活動を始める。
彼らは6月14日に発売される2ndミニアルバム『First Howling : WE』に、タイトル曲『FIREWORK (Korean ver.)』をはじめとする2つの韓国語トラックを収録し、韓国活動を公式化した。
デビュー4年目のNiziUが日本で地位を固めた後に韓国活動に乗り出すのであれば、&TEAMはデビュー6カ月で韓国活動を予告し、グローバルグループとしての歩みを見せている。
&TEAMは、ENHYPENが誕生したオーディション番組『I-LAND』(Mnet)出身の4人(EJ、K、NICHOLAS、TAKI)を含む9人で構成された。オーディション番組に顔を出したメンバーを除く5人も、ファンと韓国語でリアルタイムにコミュニケーションがとれるほど流暢な韓国語の実力を誇る。また、計5カ国の言語が可能な多国籍メンバーで構成され、海外活動に有利な条件を備えている。
BTSやSEVENTEENを擁するHYBEのDNAを受け継いだグループらしく、彼らが披露する「HYBE流の刀群舞(キレとシンクロ率の高いダンス)」は、グループの大きな武器に挙げられる。パフォーマンスは言語の壁を越え、グローバルファンの心を攻略するうえで必須要素だ。
&TEAMがデビュー6カ月で全世界に活動の舞台を広げる大胆な戦略を展開した背景には、ステージに対する自信も一役買ったものと見られる。
そんな&TEAMは来る6月10~11日、ソウルのオリンピック公園KSPOドームと88芝生広場で開催される「2023 Weverse Con Festival」に出演し、本格的な韓国活動に乗り出す。
K-POP制作システムで誕生したNiziUと&TEAMが日本音楽市場に続き、韓国でも成功を収めるのか注目される。
(記事提供=OSEN)
◇&TEAMとは?
HYBEの日本本社HYBE JAPAN傘下のHYBE LABELS JAPANに所属する、EJ・FUMA・K・NICHOLAS・YUMA・JO・HARUA・TAKI・MAKIの9人で構成されるグローバルグループ。異なる出発点からつながった彼らは、「それぞれの個性を持つ9人が一つのチームとなり、多様な世界を結びつける」という意志を掲げている。2022年の12月7日に1stシングル『First Howling : ME』でデビューした。
■【写真】“HYBE初の日本グループ”&TEAM、写真を大量投下
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