今年のカンヌ国際映画祭では、BLACKPINK・ジェニーが世界中の注目の的となった。
ジェニーは、第76回カンヌ国際映画祭の非コンペティション部門に招待された米HBOドラマ『The Idol』の女優ジェニー・ルビー・ジェーンとして、レッドカーペットイベントやアフターパーティーに参加した。
『The Idol』は、歌手ザ・ウィークエンドと、HBO『ユーフォリア/EUPHORIA』のサム・レヴィンソン監督が製作総指揮と共同脚本を担当した作品。
今回、自身のフルネームであるジェニー・ルビー・ジェーンとして出演したジェニーは、取材陣に配布されたフォトコール参加者情報にもフルネームを使用していた。
共演者のトロイ・シヴァンと共にレッドカーペットに登場したジェニーは、彫刻のような肩とデコルテライン、くびれた腰が強調された白のオフショルダードレスに、黒のリボンヘアバンドを合わせ、まるで人形のような姿で視線をとらえた。
レッドカーペットイベントが行われたリュミエール大劇場の前は、ジェニーを一目見ようと集まったK-POPファンでごった返していたという。この場でジェニーは、ファンにサインをしたり、投げキッスを飛ばしたりするなど、ファンサービスを惜しまなかったそうだ。続くアフターパーティーでは、ツイード素材のベストにスリットが入ったロングスカート姿で登場し、再び注目を集めた。
ジェニーはこの日、ファッションメディア『WWD』のインタビューで「演技人生の第一歩で、この場に来られて光栄」と感想を述べた。
また、『The Idol』出演に関しては「私自身がもっと勇敢になる機会だった」とし、「サム監督は私自身になることを願った。そのため、より役に没頭することができた。作品のためにトレーニングをしたり、準備したりしたことはなかった」と説明している。計6話の『The Idol』は、今回のカンヌのプレミア上映会で2話が公開された。
ジェニーとともに上映会に参加したある作家は、試写会後のジェニーの姿を公開。ジェニーは司会者に名前を呼ばれると、両目をぎゅっと閉じ、頭を下げて挨拶していた。スタンディングオベーションを受けた際には、まだ慣れないのか、恥ずかしそうに手で顔を隠す場面もあった。
カンヌで初公開された『The Idol』は6月の放送を目標にしている。ジェニーはレッドカーペットイベントをはじめ、現地でのスケジュールを消化する予定だ。
◇ジェニー プロフィール
1996年1月16日生まれ。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。グループ内ではメインラッパーとサブボーカルを担当。2018年に『SOLO』でソロデビューを果たす。同曲のミュージックビデオの再生回数は4億回を超えた。ファッションブランド「シャネル」のビューティーアンバサダーとしても活躍。どんなアイテムも難なく着こなし、「存在そのものがブランド」と呼ばれるほど圧倒的な存在感を放っている。
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