日韓の音楽交流はさらなる高みへ。「相互管理契約」10周年を祝う

2018年11月02日 K-POP

社団法人韓国音楽著作権協会(以下、KOMCA)が10月30日、韓国・ソウルで日本音楽著作権協会(以下、JASRAC)との相互管理契約10周年記念行事を行ったと発表した。

いではく会長、浅石道夫理事長を筆頭に主要関係者らが参加したJASRAC側は、10年間両団体が築いてきた友好的な関係を記念する銅板をKOMCAに贈り、KOMCAもハンドプリンティング記念式を行ってJASRACに贈った。両団体の発展を共有し、今後の協力方針と定期的な交流を約束するなど、意義深い場になった。

相互管理契約は2007年に締結され、各国で使われる相手国の音楽に対する著作権料を管理している。

韓国における「日本大衆文化解放」以降、国境を行き交う音楽文化交流のおかげで、KOMCAがJASRACから受けとる著作権料は2010年の約35億ウォンから着実に増加し、昨年には約57億ウォンに達した。これは、KOMCAが得る海外からの著作物使用料の中で最も多く、比率としては70%以上を占めるという。

(写真提供=韓国音楽著作権協会)

アイドル文化の元祖と言える日本に韓国のアイドルグループが進出し、オリコンチャートを占領するなど、いわゆる“アイドル逆輸入”現象が起きているいま、日韓両国の音楽交流は今後さらなる活性化につながる見込みだ。

(参考記事:日韓合同アイドル「IZ*ONE」(アイズワン)が鮮烈デビュー、デビューアルバムが8カ国で1位に

浅石道夫理事長は、この日の祝辞で「政治的には日韓両国の関係に浮き沈みがあったが、我々が過去10年間交流してきた音楽分野では、常に良好な関係を築いてきた。これからも日本と韓国の音楽がお互いの国で愛されるように、協力しながら後押していきたい」と述べている。

KOMCAのホン・ジニョン会長も「この10年間、両団体の友好的な協力により、国際著作権市場で共に成長できたことに深く感謝している。両国の作家たちがこれからも立派な作品を作っていけるように、より建設的で多様な交流を通して、先進的な著作権環境を作るために尽力する」と述べた。

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