グループ解散やメンバー脱退が続くK-POPアイドルグループ、今年も「魔の7年ジンクス」が炸裂中

2023年03月05日 話題

韓国のアイドルグループにとって「7年」は格別な意味を持つ。

【写真】なぜ韓国グループは「7年」で解散するのか

公正取引委員会が2009年に芸能人と所属事務所の専属契約期間を「最大7年」と定める標準契約書をまとめ、大半のアイドルグループが7年を基点に所属事務所と再契約の交渉を進めるからだ。

多人数で構成されるアイドルグループは、現実的にすべてのメンバーが意見をひとつに合わせることが難しいため、全メンバーがそのまま所属事務所と再契約することは容易ではない。

今年も「魔の7年ジンクス」が炸裂

そのため多くのアイドルグループがデビューから7年で解散したり、一部のメンバーが脱退したりして、グループをそのまま維持できない。「魔の7年ジンクス」という言葉が生じるほどだ。

今年も7周年を迎えた多くのアイドルグループが年明けから解散やメンバー脱退を知らせ、ファンを悲しませた。

まず、2016年にミニアルバム『Welcome to MOMOLAND』でデビューし、『BBAM』『Thumbs Up』など数多くのヒット曲で愛されたMOLANDが、1月に所属事務所MLDエンターテインメントとの専属契約を終了し、解散への手順を踏んだ。

(写真提供=OSEN)MOMOLAND

メンバーたちは「本当に長い苦心の末に、私たちMOLANDの6人は各自が夢に向かって一歩進み、新しい出発を応援することを決めた」とし、「たとえ6人はバラバラになるが、いつまでも私たちはひとつのチームであり、いつもMOLANDのそばを守ってくれた愛するファンたちがそうだったように、私たちもMOLANDとしてファンのそばにいつも一緒にいる」と伝えた。

MOLANDと同じく、Brave Girlsも2月に所属事務所との契約終了を知らせた。Brave Girlsは2011年にデビューしたが人気集めに失敗し、2016年にメンバーを大幅に入れ替えて5人組から7人組に再編された。その後、3人のメンバーが脱退し、現在のメンバー構成になった。

長い無名時代を経験したBrave Girlsは2021年、過去に発表した『Rollin'』が大ヒットして華麗に復活。それから2年間、活発に活動したが、最終的に“魔の7年ジンクス”を乗り越えることができなかった。

(写真提供=OSEN)Brave Girls

メンバーたちは解散ではないと強調したが、すべてのメンバーが所属事務所を離れた以上、グループ活動は容易ではないため、ファンの残念さは大きくなっている。

ボーイズグループUP10TIONも最近、メンバー7人のうち5人が所属事務所との契約終了を発表した。クン、コギョル、ビト、ソニュル、ギュジンが所属事務所を離れることに決めた。

(写真提供=OSEN)UP10TION

ただし所属事務所側は「メンバー全員がUP10TIONに対する深い愛情からグループUP10TIONは現在のメンバーである7人のまま維持し、今後UP10TIONとして活動する場合、当社もUP10TION活動を支援することで合意した」と強調し、グループ活動の可能性を残しておいた。

他にも最近、7周年を迎えた宇宙少女は、ルダとダウォンがSTARSHIPエンターテインメントとの契約を終了してグループを脱退し、8人組で新しくスタートすることを知らせた。惜しくも完全体の再契約は不発に終わったが、新たに再編された宇宙少女の活動は続く見通しだ。

(写真提供=OSEN)宇宙少女

グループと個人の方向性が合わなかったり、それぞれソロ活動に強い思い入れがあったり、あるいは所属事務所と葛藤などによって、アイドルが“魔の7年ジンクス”を破って完全体で再契約に成功することは容易ではない。

今年もBLACKPINKなど、複数のアイドルグループのメンバーが契約満了を控えているなかで、彼らがどんな選択をするのか注目が集まっている。

(記事提供=OSEN)

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