プロポフォールの常習投薬および大麻使用の疑いが持たれている俳優ユ・アインについて、警察が具体的な投薬方法や目的を究明するために動き出した。
プロポフォールは化学合成で開発された睡眠麻酔剤の一種で、韓国では食品医薬品安全処が2011年から麻薬類として指定管理している。
専門医の処方による医療用に限ってのみ、合法的な投薬が可能だ。
2月27日、ソウル警察庁の関係者は「押収物を分析し、病院関係者を参考人の身分で調査している」と明らかにした。
警察は、ユ・アインがプロポフォールを医療以外の目的で常習的に処方してもらった状況があるという食品医薬品安全処の踏査結果を土台に調査に着手している。
先立ってソウル警察庁・麻薬犯罪捜査隊は、食品医薬品安全処から「ユ・アインが去る2021年1月4日から同年12月23日まで、計73回にかけてプロポフォールを投薬した。合計投薬量が4400mlを超える」というった内容の記録を受け取ったと知らせた。
その記録が正しければ、ユ・アインは5日に1回はプロポフォールを投薬していたことになる。
ユ・アインは国立科学捜査研究院が実施した尿検査で大麻成分が検出されたのに続き、毛髪検査ではプロポフォールの陽性反応が出た。
なおユ・アインは現在、Netflix映画『勝負』(原題)、『ハイファイブ』(原題)、シリーズ『終末のフール』(原題)などの公開を控えている。それらの作品に対する影響も注目されている。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
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