前回の『DICE』では、バラードだけが上手な歌手ではなく、清涼でリズミカルな曲も抜群であることを証明し、グループではなくソロとしての力量を認められた。
普段、グループではリードボーカルを務めているオンユは、温かくも淡泊な音色と柔らかな声で愛されてきた。昨年はドラマ挿入歌、SM「STATION」でのデュエット曲披露、ミュージカルなどで魅力的なボーカルと優れた歌唱力を認められもした。
SHINeeメンバーの活発なソロ活動も注目に値する。昨年12月、ミンホが初のソロアルバム『CHASE』を発売し、13日にはキーが2ndフルのリパッケージアルバム『Killer』を公開するなど、ソロ活躍にも余念がない。
なお2008年にデビューしたSHINeeは、数多くのヒット曲で長年愛されているグループだ。団体での活動だけでなく、テミンを皮切りにジョンヒョン、キー、オンユ、ミンホとメンバー全員がソロデビュー。K-POPボーイズグループとしては避けられない“兵役による空白期間”を克服したりもした。
メンバー全員が歌手としてソロアルバムを出すケースは異例のことだ。加えてテミンが4月に兵役を終えることから、完全体カムバックも期待できるようになった。
だが明るい話ばかりではない。SHINeeが所属するSMエンターテインメントはここ最近、持株買収と経営争いで連日騒がれている状況だ。特に、HYBEがSMの筆頭株主となり、SMの独自色が失われるのではないかという声も多く、所属アーティストの再契約と復帰可否に対する憂慮も噂されている。
しかし、SMは予定されていたアーティストたちのカムバックスケジュールを進行しており、 SHINeeのキー、オンユに続いて、EXOのカイも3月にソロアルバムの発売を予告している。
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