いよいよ出所が迫るBIGBANG出身のV.I、スーパースターが没落した“波乱万丈の3年間”とは

2023年02月08日 話題 #V.I

2月11日未明に出所するV.Iが公式立場を明らかにするのか、または入隊した日のように沈黙するかにも関心が集まる。数件の事件にかかわって裁判所に出頭した当時、口を固く閉ざしていた点を踏まえると、これといった答弁なしに刑務所を抜け出すものと予想される。

V.I

振り返れば、2019年3月のバーニングサン事件とチョン・ジュニョンの“グループトーク事件”が同時に起きて話題の中心に立ったV.Iは、2度の拘束令状棄却後、2020年3月9日に騒動から逃げるように“入隊”を選択した。

その後、軍事裁判所で懲役1年6カ月を宣告されて国軍刑務所に収監され、除隊後は驪州(ヨジュ)刑務所に収監された。来る2月11日に3年ぶりに帰ってくることになった。

芸能界だけでなく韓国社会を根幹から揺るがしたバーニングサン事件は、2018年末、V.Iが所有するソウル江南(カンナム)に位置するクラブ「バーニングサン」で暴行事件が起きてから始まった。

単純な暴行事件だと思われていたバーニングサン事件は、麻薬流通および脱税、性犯罪、遠征賭博、警察との癒着疑惑などへと広がり、その中心にはV.Iがいた。

彼は、性売買斡旋など行為の処罰に関する法律違反(性売買)、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなど利用撮影)、常習賭博、外国為替取引法違反、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(横領)、食品衛生法違反、業務上横領、特殊暴行教唆の計9つの容疑を受けた。

V.I

2020年1月に在宅起訴されたV.Iは突然入隊し、“逃避性の入隊”をしたのではないかという疑惑を受けたりもした。民間裁判所の裁判が軍事裁判所に持ち越されれば、量刑が比較的軽くなり、国防の義務が犯罪に対する反省と贖罪の手段に“変質”するという憂慮が提起されたりもした。

兵務庁は兵役義務者が犯罪行為で捜査を受けている場合、捜査機関の長が要請すれば、その兵役義務者の入隊日を延期できるようにしたが、すでにV.Iが入隊した後だった。

1審ではV.Iの容疑の大部分が有罪と認められて懲役3年が宣告されたが、2審ではV.I側の量刑不当の主張を受け入れ、1審よりも減った懲役1年6カ月が宣告された。最高裁はV.Iの上告審で、懲役1年6カ月を宣告した原審を確定した。

1年近く捜査機関の取り調べを受け、また1年近く裁判で自分の潔白を主張してきたV.Iだったが、2審ですべての容疑を認めて反省する態度を見せたという理由で量刑が半分に減り、国民の怒りを買った。

バーニングサン事件の中心人物と名指しされたV.Iが、激しかった10カ月余りの法的攻防が色あせるほど短い獄中生活を終え、どれほど反省したかは疑問だ。

V.Iは当初、2021年9月16日に除隊する予定だったが、1審の実刑により法廷拘束され、兵長の身分で国軍刑務所に収容された。兵役法上、服務期間中に拘束されれば、除隊が保留される可能性がある。その後、2022年6月の最高裁の実刑確定で、民間刑務所である驪州刑務所に移されて収容された。兵役法上、懲役1年6カ月以上の確定判決を受ければ、自動的に除隊となる。

V.Iの事件後に瓦解したBIGBANG

V.Iが出所すると知られ、彼の活動復帰の可能性に対する関心も高まっている。

満期出所するV.Iは、法的な責任は果たしたといえるが、性売買斡旋や常習賭博など彼が犯した罪の重さを考慮すると芸能界への復帰は容易ではないという見方が優勢だ。

V.Iの不名誉なグループ脱退後、アジアトップのグループだったBIGBANGのメンバーたちもこの3年間でバラバラとなり、それぞれの道を歩んでいる。

(写真提供=YGエンターテインメント)BIGBANG。左からT.O.P、G-DRAGON、SOL、D-LITE

リーダーのG-DRAGONだけが既存の所属事務所YGエンターテインメントに残り、D-LITE、SOL、T.O.Pは独り立ちを始めた。

とある関係者は「BIGBANGのメンバー全員がソロ活動を活発に行う予定だ。時期は決まっていないが、グループ活動も続ける」とし、「犯罪者であるV.Iと一緒に活動することは事実上不可能だ」と話した。

一部からはV.Iが再び飲食業に手を出すのではないかと見ているが、「犯罪者」という事実があるだけに自身の名前を使って事業を始めることも容易ではないと見られる。

海外活動を通じて活動復帰を模索する可能性もある。ある芸能界関係者は「V.I事件後、芸能人の人間性の問題が業界でも話題に上がった。アイドルデビュー前に人格教育と性教育などのトレーニングを導入した会社も多い」と耳打ちした。

V.Iと同時に、バーニングサン事件にかかわったチェ・ジョンフンとチョン・ジュニョンにも視線が集まっている。集団性的暴行と不法撮影の疑い(特殊準強姦)で拘束収監されたチェ・ジョンフンは、すでに2年6カ月の服役を終え、2021年11月8日に満期出所した。

チョン・ジュニョン(左)とチェ・ジョンフン

集団性暴行と不法撮影、不法撮影物流通の疑いでチョン・ジュニョンが受けた量刑は懲役5年だ。チョン・ジュニョンの出所予定日は2025年10月1日となっている。

2人は、2016年1月にバーニングサンの元MDキム氏、会社員クォン氏、芸能事務所元職員ホ氏などと共に女性たちを集団性暴行して不法撮影した疑いで拘束収監された。

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