笑顔のチュウを再び見ることはできるのだろうか。
前所属事務所BrockBerryクリエイティブとの葛藤が続いているチュウが追加の立場を伝えたなかで、ファンは彼女の健康に対する憂慮の声を高めている。
先立って前所属事務所は、チュウがスタッフにパワハラや暴言を吐いたという理由で、ガールズグループLOONA(今月の少女)から脱退すると通知した。
“パワハラ”の内容が含まれたというチュウとマネージャーが交わしたメッセージが公開されながら、脱退理由を明らかにしたのだ。これに対してチュウは「潔白」を主張し、動揺することなく個人活動に拍車をかけていた。
しかし引き続き、活動にブレーキがかかっている。
前所属事務所BrockBerryクリエイティブは2月1日、韓国芸能マネジメント協会と韓国芸能制作者協会にチュウの芸能活動を禁止してほしいという内容の陳情書を提出した。
BrockBerryクリエイティブ側は、チュウのテンパリング(契約期間満了前に他の事務所と事前接触すること)問題を公式に提起した。チュウが2021年にはすでに芸能事務所BY4Mと契約を締結するためにテンパリングしたと判断し、マネジメント契約違反を主張しているわけだ。
韓国芸能人協会側は現在、BrockBerryクリエイティブ側が提出した陳情書に対する調査を進めている。『OSEN』に「BrockBerryクリエイティブ側がチュウに対する陳情書を提出したことは事実」とし、「調査を進めており、両側の意見を聞いて調整に臨む」と伝えた。
チュウも追加で立場を伝えた。彼女は「こういうことでずっと立場を出すことになって本当に疲れて、本当に残念だ」とし、「最近、嘘の情報提供に基づいた陰湿性の記事が度を超えているようだ。2021年12月にはBY4Mという会社をよく知らなかった」と悔しいという立場を明らかにした。
まだ真偽が不明な状況のなかで、オンライン上では過去のチュウの発言に対しても関心を寄せている。特にチュウがこれまで心理的に強いストレスを受けていたことを懸念しているのだ。
チュウは昨年10月に出演したチャンネルAのバラエティ番組『オ・ウニョンの金相談所』(原題)に出演した。彼女は当時、「病院に月に1回は行ったと思う。点滴を受けに…。胃が故障した」と話し、深刻なストレスに苦しんだことを明かした。
それと共にチュウは、「ストレスを受けて辛いものをものすごく食べた」として暴食でストレスを解消すると告白。「苦しんで食べ、ストレスを受ければ息もできないほどしつこく食べて、食べて吐いたりした」と述べ、ついには病院に運ばれたこともあると話した。これに対してオ・ウニョン医師は「一種の自傷」と伝えて衝撃を与えた。
しかも当時、“スマイル仮面症候群”(ストレスを感じながらも笑顔を作り続けるうちに素顔との切り替えができなくなってしまう症状)まで診断されていたチュウ。彼女は周囲の人々に被害を与えあるのではないかと、一人で大変なことを我慢すると言い、ついには家族にも知らせたくなくて6カ月間も連絡を絶ったことを伝えたりもした。
そんなチュウが今回は、真っ向からぶつかり合おうという雰囲気だ。
彼女は今回の事件と関連して、「私はもちろん、メンバーまで嘘で縛ることは耐え難いので近い将来、立場を整理して対応するようにする」と強硬に対応することを予告した。
ファンの心配のなかでチュウと前所属事務所の葛藤は長期戦に突入しており、次にどんな局面を迎えるのか注目されている。
(記事提供=OSEN)
◇チュウ プロフィール
1999年10月23日生まれ。本名はキム・ジウ。「毎月新しい少女に出会う」というコンセプトのガールズグループLOONA(今月の少女)のメンバーとして2017年12月から活動。ユニット「LOONA yyxy」としてもデビューしている。グループを通じて数多くのヒット曲を生んだことはもちろん、ソロでバラエティ番組やCMに多数出演。愛らしいキャラクターと明るい性格で高い人気を誇る。一方で所属事務所との様々な葛藤がたびたび報じられ、2022年11月にLOONAを脱退した。
■解散の危機へ…LOONAメンバー11人中9人が契約効力停止を訴え、4人が勝訴
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