Amazonプライム・ビデオを通じて日本でも配信中のドラマ『ペイバック~金と権力~』側が“暴露”に反論した。
SBS金土ドラマ『ペイバック』は、法と結託した金のカルテルに対抗する金の商人ウンヨン(演者イ・ソンギュン)と陸軍法務官のジュンギョン(演者ムン・チェウォン)の痛快な復讐劇を扱った作品で、ドラマ『女王の教室』や『太陽の末裔』で知られるキム・ウォンソク作家の新作で話題を集めた。最高視聴率9.6%(ニールセンコリア全国基準)を突破し、人気を集めている。
そんななか、最近ドラマの諮問(相談、顧問)を引き受けたチ氏は「イオハ」というペンネームで運営中の自身のSNSに「少年院、新聞配達、大学病院の救命救急センター、解体、汽車内事件、明洞の私債市場、株式市場、株式担保、KOSDAQの社長の自殺、贈り物のボールペン、主人公の名前まで、『ペイバック』のほとんどの構成と設定が、私が生きてきた人生に対する話」として「他人のアイデアと人生をコピーしてまでお金を稼ぎ、有名になろうとしている」と暴露した。
チ氏は「諮問期間以降も数カ月間手伝い、単純な諮問を越えて状況に対する設定と台詞まで手伝った。2019年12月から始まっていたドラマは2022年初めまで進展がないように見えた。それで当時作業していた私の小説を先に発表しようとしたら、作家が『ドラマが終わってから小説を出版して』と言葉を変え、ドラマのコンセプトを“検察改革”ではなく“単純な復讐劇”に変えようとした」と主張した。
続けて「作家の態度や言葉が変わり、受け取った諮問料を払い戻すので契約をなかったことにして、(作品の中の)私の人生の痕跡を消してほしいと要求した。作家は製作会社の社長が出張中なので、帰ってきたら相談して連絡すると言いそれから何も言ってこなかった。そうしていたら偶然にも該当ドラマが放送されるという予告を見た。呆れた」と対応に乗り出すと明らかにした。
これに対し1月27日、SBS『ペイバック』側は韓国メディア『OSEN』に、「ドラマ『ペイバック』の製作会社と作家キム・ウォンソクは、シナリオの製作過程でチ〇〇さんにM&Aをはじめ、各種株価の操作方法に関する説明、明洞の私債業者に関する話を諮問され、これに対する諮問契約を締結し諮問料を最終的に支給した経緯がある」と説明。
『ペイバック』側は「したがってドラマ『ペイバック』によって、『不当に権利を侵害された』というチ〇〇さんの主張は全く事実ではなく、むしろチ〇〇さんが『ペイバック』の台本で小説を出版しようとしたことに、キム・ウォンソク作家はソウル中央地裁に知的財産権侵害禁止仮処分を申請、『該当書籍の発行、出版、印刷、複製、販売、配布をしてはならない』という内容の仮処分決定を受けた」とし「ドラマ『ペイバック』は製作会社とキム・ウォンソク作家が長年、たくさんのお金と努力を費やし独自につくりだした作品だ」強調した。
それと共に「今後のドラマ『ペイバック』に関する虚偽事実流布および無責任な疑惑提起発生時、最大限の民刑事上措置を通じて強力に対応していく計画であることを明らかにする」と伝えている。
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