ソランXクェンイの愉快なツンデレさ
クェンイ(演者チェ・ドクムン)はソランの詐欺行為を止めながらも、お金を渡しながら助けるなど、ツンデレな姿を見せている。
クェンイはソランが本格的に宮殿に入城し、世子嬪の魂魄を受けなければならない状況のなか不安で震えていると、「朝鮮でお前のウソに勝てる人がいるか?」とソランを安心させた。クェンイは神技も発揮し、ソランを救うなど、冷たい態度とは裏腹にソランを想う気持ちが表れている。
ソランが機転と話術で宮殿内を掌握したとすれば、クェンイは宮殿の外で神器を使い人々を牛耳りながらドラマを面白くしている。
王イ・ホンを振り回すキム・ソルロクの知恵袋
キム・ソルロク(演者キム・ミンサン)は第7、8話で、イ・ホンがソランを恋慕する気持ちに気づいた後、禁婚令がまもなく終わるという期待感で滑稽な表情を見せながら、王イ・ホンを振り回す一面を表わした。
イ・ホンがソランに告白することを恐れると、キム・ソルロクは「本当に可愛らしいです」と言いながら、イ・ホンが告白のための周到な計画が必要だと心配する姿には「所信がまさに殿下の知恵袋ではないか」と言いウィンクをするといういたずらな姿を見せたりもした。
特に、キム・ソルロクはイ・ホンの告白を成功させるために花束を準備し、ソランに誤解させたイ・ホンが心を乱したことを受け、慰めるなどイ・ホンのために尽くす姿を見せている。イ・ホンとキム・ソルロクは「王と側近」という関係性を超えた愉快なケミストリーを完成させ、視聴者を笑わせた。
イ・シンウォンX忠直なチャ・チュンソクの穏やかさ
イ・シンウォンとチャ・チュンソク(演者ユン・ジョンフン)は都城内に出回っている噂をいち早く聞き、ソランを守り、チャニョン(演者キム・ミンジュ)の陰謀を明らかにするために証拠を探すなど隠れたカリスマ性を発散している。
チュンソクは特に、第8話でイ・シンウォンの代わりに毒針を打たれ、倒れた姿が目を引いた。
そのようなチュンソクの姿にシンウォンはまるで自分が殴られたかのように苦しみ、「実の弟のように自身を大事にしてくれてありがとう」という言葉を最後に、死を迎えることになったチュンソクは視聴者の目頭を熱くした。
このようにソランとクェンイ、イ・ホンとキム・ソルロク、イ・シンウォンとチャ・チュンソクが作り出す強烈なシナジー効果は劇に面白さと感動、涙と笑いを与えている。
最終回まで残り4話となったドラマ『禁婚令』は毎週金、土曜日21時50分に放送される。