先立ってキム・セロンは5月18日午前、ソウル江南(カンナム)区で泥酔したまま運転し、歩道の上にあった変圧器や街路樹に突進した。
現場に出動した警察は、キム・セロンに飲酒検知器を実施し、陽性反応が出た。その後、血中アルコール濃度を測定しようとしたが、キム・セロンはこれを拒否して採血をするという意思を表わし、近くの病院で検査した。
事故映像を撮ったCCTVを確認すると、キム・セロンが運転した車は路地から抜け出して右側に方向を変え、突然歩道側に突進して変圧器に衝突した。キム・セロンはガードレール、街路樹、変圧器などにすべてぶつかり、この事故の影響で3時間以上も一帯の電気が途絶え、周辺の商人や住民が金銭的な被害を受けた。
キム・セロンは変圧器に衝突後も引き続き運転をするなど、逃走の状況が捕捉され、30分後に警察に逮捕された。また2週間ほどかかった採血検査の結果、血中アルコール濃度は約0.2%で免許取り消し数値(0.08%)をはるかに上回った。
警察は6月28日に彼女を検察に送致し、検察は約6カ月後に彼女の処分を決定した。
◇キム・セロン プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年に公開された『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞した。現在は実力派女優として多方面に活躍。特に、2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。