これまでのW杯開会式では、リッキー・マーティンやシャキーラといった世界的歌手がステージを披露してきた。そこに今回、BTSのJUNG KOOKが韓国歌手として初めて仲間入りを果たしたのだ。JUNG KOOKはステージでカタールW杯公式ソング『Dreamers』を熱唱した。
JUNG KOOKが登場した瞬間、約6万人の観客が詰めかけたアルバイトスタジアムはとてつもない大歓声に包まれた。
JUNG KOOKはスタジアム中央に設けられた特設ステージで華麗な踊りと歌を披露。日本のツイッターで「BTSの人」がトレンド入りするほど、ARMYやK-POPファンはもちろん、世界中のサッカーファンを魅了した。
開会式ではこのほか、歴代W杯のマスコットや主題歌、応援が再現されただけでなく、大俳優モーガン・フリーマンも登場し、華麗な開会式を演出した。
一方、イギリス国営放送の『BBC』では、カタールワールドカップの開会式が一切放送されず、大きな衝撃がもたらされた。これは、カタールワールドカップの人権問題を指摘し続けた『BBC』のスタンスが反映されたものだ。
ただ、『BBC』は開会式こそボイコットしたものの、直後に行われた開幕戦のほか、大会期間中の全試合を中継する予定だ。このため、「偽善的な態度だ」と指摘する声が相次いでいる。
とあるファンは「本当にあり得ない。W杯が始まるというのに、公共放送で開会式を見せないのはあまりに無礼なことだ」とため息をついた。
なお、開会式後に行われた開幕戦では、開催国のカタールがエクアドルに0-2で敗れた。
（記事提供＝OSEN）
◇JUNG KOOK プロフィール
1997年9月1日生まれ。本名チョン・ジョングク。2011年に放送された韓国のオーディション番組『スーパースターK』（Mnet）シーズン3の予選で脱落。デビューは逃したものの、多数の大手芸能事務所からオファーを受けた（現在所属するBig Hitエンターテインメント・現HYBEもそのうちの1つ）。本人は、「事務所見学の際にRMのラップに感銘を受けて入社を決意した」と振り返っている。その後、2013年にBTSのメンバーとしてデビューし、世界的な人気を誇るトップスターとなった。
