ヒョンビンが語る映画『猖獗(チャングォル)』でのチャン・ドンゴンとの初共演【インタビュー①】

俳優ヒョンビンが、韓国で10月25日に公開された映画『猖獗(チャングォル)』(キム・ソンフン監督)に出演し、1カ月ぶりに劇場でその姿を見せた。

9月に公開された映画『交渉』では自身初の悪役に挑戦したヒョンビン。今回は、勇敢に戦う朝鮮の王子へと変身した。

『猖獗』の舞台は、生者とも死者とも異なる存在である“夜鬼”が世にはびこる朝鮮時代。危機に面した朝鮮に舞い戻った王子、イ・チョン(ヒョンビン)と、国を支配しようと目論む絶対悪、キム・ジャジュン(チャン・ドンゴン)の激闘を描く。

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昨年盛況のうちに幕を閉じた映画『コンフィデンシャル/共助』に続きキム・ソンフン監督と再びタッグを組んだことも、期待を高めている。

ヒョンビンはキン・ソンフン監督との相性について、「お互いを信頼していて、お互いのことをよく知っている。どうすれば長所がより際立つか知っていたようだ」とし、「逆に、短所は欲張りな点だ。『コンフィデンシャル/共助』のときにこなしたアクションが前提にあるので、お互いが“もっとできるだろう”とより一層期待し、より一層努力するようになったようだ。それでも、肯定的なことがずっと大きかった」と付け加えた。

ヒョンビン​​​​​

非常に仲が良いとうわさされるヒョンビンとチャン・ドンゴン。ふたりの初共演という点でも、本作への関心は高まっている。ヒョンビンもやはり、チャン・ドンゴンとの共演に、期待がかなり大きかったという。

「チャン・ドンゴン先輩は、期待もしていたけど、初めは少し懸念もあったと言っていた。普段とても親しくしているので、敵対している関係をうまく表現できるかという気持ちがあったそうだ。でも、僕はそうではなかった。俳優としてカメラの前で対面することは初めてだったので、親しい間柄を抜け出して仕事で共演することへの期待と好奇心が大きかった」

さらに、「懸念があったとしても、この映画の時代背景がそれを一掃してくれたように思う。現代劇で普段の姿で演じていたらまた違っただろうが、時代劇のメイクに付け髭、さらに民族衣装に身を包むと、別人として接することが出来た」と付け加えた。

ヒョンビン演じるイ・チョンは、国や民衆を思う気持ちとは縁のない自由な男だったが、夜鬼と戦う過程で人々から信頼されるリーダーの気質を開花させていく。戦いの中で成長していく姿は、本作のメッセージを感じさせる。

ただ、「この映画はメッセージを伝えようとして作られたものではない」とヒョンビンは話す。

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