BTSは『MIC Drop』で釜山コンサートの幕を華麗に開けた。彼らはステージで初めて披露する『Run BTS』のパフォーマンスに続き、『RUN』『Save ME』で雰囲気を盛り上げた。
続いてJINとJIMIN、V、JUNG KOOKは『00:00(ZeroO'Clock)』『Butterfly』で、RMとSUGA、J-HOPEは『UGH!』『BTS Cypher PT.3 : KILLER』などのユニット舞台で観客の目と耳を虜にした。
BTSは他にも『Dynamite』『Boy With Luv』『Butter』『FIRE』『IDOL』『Spring Day』など、計19曲を熱唱。特に2030年の釜山万博誘致を祈願するコンサートであるだけに、ARMY（BTSファン）はもちろん、一般観客も一緒に歌える代表曲を中心にセットリストを構成し、ステージを走り回りながら観客との一体感を演出する音楽フェスティバルの雰囲気が目立った。
あわせて「BTS 'Yet To Come' in BUSAN」全般にわたり、釜山の象徴的な要素と韓国の文化が配置された。釜山の景観を背景に展開した『Ma City』のステージと、釜山のランドマークをモチーフにしたグラフィックなどが世界各国の観客に届けられた。その他にも伝統的な「北青獅子仮面」遊びなど多彩な見どころで、世界に韓国を広く知らせる役割を果たした。
BTSは「今日の公演が釜山を知らせ、世界万博の誘致に力を加えることに少しでも役に立ってほしい」と伝え、数多くの観客も歓声で応えた。彼らは「'Yet To Come' in BUSANという今回の公演タイトルのように、今日一日を共にしてくれたすべての方々と僕たちBTSに、（公演が）最高の瞬間になったことを信じて疑わない。最も輝くその瞬間に再び共にすることを願う気持ちで、今日の最後の歌をお聞かせする」と挨拶しながら、『Yet To Come(The Most Beautiful Moment)』のステージで輝かしい未来を約束し、エンディングを飾った。
コンサート前後に釜山一帯で進行された「ザ・シティ（THE CITY）」プロジェクトも、釜山万博の誘致に力を加えた。都市全域に用意された多様なプログラムは、コンサートテーマおよびBTSのIPと連係し、ショッピング、エンターテインメント、テーマパーク、宿泊などの領域で釜山市民と訪問客に多彩な面白さと豊富な経験を提供した。
釜山（10月5日～）とソウル（9月28日～）で開かれた「2022 BTS EXHIBITION：Proof」展示会には、10月15日までに2万人に迫る観覧客が訪れた。特に「2022 BTS EXHIBITION：Proof」釜山展示会の累計観覧客のうち、約3分の2が外国人と集計された。
釜山をテーマに制作された「シティシグネチャー」商品に出会える公式商品販売ストア訪問客は、釜山だけで1万人に達した。BTSテーマパッケージのホテルも好評を得たなかで、外国人宿泊客の割合が3分の2に。コンサート前のBTSの音楽や映像を背景にパラダイスホテルで行われた前夜イベントには数百人が参加し、一緒にパーティーを楽しんだ。
10月15日の公演後、BTSのヒット曲リミックスで構成されたDJ公演と花火パフォーマンスなどを鑑賞しながら余興を楽しむアフターパーティーも、国内外の高い関心のなかで入場券4000枚余りが売り切れるほど大きな関心と人気を得た。
その熱気はSNS上でも確認できる。BTSの釜山コンサートおよびザ・シティ関連ハッシュタグは10月15日、930万件余りに達した。釜山世界万博に関連するキーワードも、20万件以上言及された。これは2021年一年間の言及量の約45倍で、釜山万博誘致に対する関心と熱気が大きくなったことを証明した。
これだけでなく、釜山市はコンサートが開催された10が鵜15日夜、広安里（クァンアンリ）海水浴場で開かれた大規模ドローンショーと10月17日まで釜山市庁と広安大橋、釜山タワーなど市内の主要ランドマークと屋外広告板に紫色の景観照明を点灯する「ボラヘ釜山」パフォーマンスで、釜山万博誘致の熱気を継続する。
なお2030年に開催される世界万博の開催地は、来年初めの現地実態調査を経て、年末頃に博覧会国際事務局（BIE）加盟国の投票を通じて決定される。釜山の誘致が決定すれば、「世界の大転換、より良い未来に向けた航海」をテーマに、2030年5月1日から10月31日まで釜山港一帯で世界万博が開催される予定だ。
（記事提供＝OSEN）
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