【サブカル日韓】日本の音楽事情から見る! “新大久保アイドル”が根付いたワケ

2019年08月17日 話題

海を渡らずとも韓国旅行気分が味わえる、東京・新大久保。

この街には韓国料理や現地の屋台グルメ、スイーツを堪能できる飲食店はもちろん、コスメショップやK-POPアイドルのグッズショップ、さらには民族衣装の試着・撮影を行える“韓服(ハンボク)体験スタジオ”まで揃っているというから驚きだ。新大久保はまさに、ありとあらゆる趣向の施設を通じて韓国の文化に触れることのできる、日本屈指のコリアンタウンなのである。

そんな新大久保を訪れた際によく見かける光景がある。アイドルグループと思しき若者たちが、道行く人に何かを手渡す姿だ。

一般人離れしたビジュアルと、スタイリッシュなファッション、そして奇抜なカラーのヘアスタイルは、まさにテレビや雑誌でよく見るK-POPアイドルのようでもある。

彼らが配っているのは、新大久保のライブハウスで行われる公演のチラシ。その光景を初めて目にしたときは「韓国の新人アイドルがプロモーションの一環で来ているのだろう」とばかり思っていたが、どうやらそうではないらしい。

青空少年(新大久保の「SHOW BOX」で定期的にライブを開催)

なんと、彼らはK-POPアーティストでありながら、そもそもの活動拠点を日本に置くアイドルたちなのだ。新大久保で定期的な活動を繰り広げることから、いつしかファンの間では“新大久保アイドル”と囁かれるまでになったイケメンたち。彼らはどのように日本のファンと触れ合っているのだろうか。

(関連記事:【サブカル日韓】48グループのおかげ? 宮脇咲良ら日本人メンバーが韓国で愛されるワケ

発端は、日本独自のアイドル文化? 

メディア露出よりも、ライブハウス公演を主に活動する“新大久保アイドル”。劇場公演を中心とした活動は、日本の“地下アイドル”とも共通する。

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