2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのはかつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回はTOKIOの長瀬智也主演で日本でもリメイクされた『マイ・ボス マイ・ヒーロー』の韓国オリジナル版の主演を務めた二枚目俳優チョン・ジュノの今を紹介する。
2006年に日本テレビ系列で放映されたドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』。ジャニーズのTOKIOのメンバーである長瀬智也が主演し、新垣結衣、香椎由宇、岩城滉一、市村正親、さらに当時はKAT-TUNだった田中聖などが脇を固めたこの作品は、実は韓国映画のリメイクであった。
【2019年版】韓国でリメイクされた日本のドラマを一挙紹介。えっ、あのドラマまで!?
韓国オリジナル版は2006年に公開された映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』。その主役を務めたのが、デビュー当時から2枚目スターとして知られていたチョン・ジュノだ。
チョン・ジュノは『マイ・ボス マイ・ヒーロー』で暴力団のボスをコミカルに演じ、人気がブレイク。『ルル姫』『ラスト・スキャンダル』『IRIS-アイリス-』『逆転の女王』といったドラマでも存在感を発揮したので、彼の虜になった韓流ファンも多いことだろう。
ただ、2010年の『逆転の女王』以降、ドラマ出演がなくなり、バラエティ番組や司会業のほうが活発になった。
また、ハワイのホテル経営(2009年売却)や芸能事務所の運営など、サイドビジネスも手広く展開。一時は政界進出を狙っているのではないかとの噂も流れた。
そんな彼が久々にドラマ出演した作品が、日本でもNHKの総合テレビで放映された韓国時代劇『オクニョ 運命の女(ひと)』だ。劇中では悪の権化であるユン・ウォニョンを演じて視聴者たちをテレビの前に釘付けにした。
今年は満を持して『オクニョ』以来3年ぶりに出演したドラマ『SKYキャッスル』が、韓国で社会現象を巻き起こすほど大ヒットとなり、チョン・ジュノも“当たり役”として脚光を浴びている状態だ。
プライベートでは2011年3月にアナウンサーのイ・ハジョンと交際4カ月でスピード結婚。2014年2月には元気な男の子を授かり、今年6月には女の子を授かっている。
一男一女のパパになった『マイ・ボス マイ・ヒーロー』。今後はどんな作品で存在感を放つのか、注目されている。
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