韓国を強制追放され数年後に入国するも、再び麻薬容疑で裁判中の女性タレントが善処を要請

2022年08月17日 話題

麻薬類の投薬で韓国を強制追放され、入国後に再び麻薬に手を染めて1審で実刑判決を受けたタレントのエイミー(本名イ・ユンジ)に、控訴審で検察が1審よりも重い懲役5年を求刑した。

【写真】麻薬で韓国を強制追放されたエイミーとは誰?

8月17日、ソウル高裁春川(チュンチョン)裁判部・刑事1部(ファン・スンテ部長判事)の審理で開かれたエイミーの麻薬類管理法違反事件の控訴審結審公判で、検察は懲役5年を求刑した。

エイミーは最終陳述で「誤った選択と判断で再びここに立つことになった」とし、「5年ぶりに苦労して入国し、浮かれた心と期待感であまりにも簡単に人を信じて期待したようだ」と口を開いた。

続けて「小さな腫物でも作ると韓国国内での生活が難しいと考え、周囲に助けを要請せずに一人で解決しようとした」とし、「服役した時間はすでに1年だが、私を失った時間は10年」と付け加えた。

それと共に「今後、何事にも気をつけて慎重に行動する」と謝罪の意を伝え、善処を求めた。

エイミー

エイミーの弁護人も「できれば芸能活動をしたがっていたところ、オ氏と知り合い、結果的にこのような事態につながった」とし、「心から反省している」と弁論した。

エイミーは2021年4月末から8月末まで、計6回にわたってヒロポンを投薬した容疑で裁判にかけられた。

エイミー側は1審で共犯として起訴されたオ氏によって、自発的ではなく、監禁された状態で麻薬投薬が行われたと容疑を否認した。しかし1審を担当した春川地裁・原州支院は有罪と判断し、エイミーに懲役3年を宣告。共犯のオ氏には懲役3年6カ月を言い渡した。

1審で懲役2年6カ月を求刑した検察は、控訴審で「合成大麻を扱う場合、法定刑が懲役5年以上だが、1審で事件が併合される過程で錯誤があった」とし、求刑を2倍高めた。

検察は、共犯のオ氏にも懲役3年を求刑した1審とは異なり、2審では懲役5年を求刑した。

アメリカ国籍のエイミーは、2008年に放送されたケーブルチャンネルOliveの『悪女日記』シーズン3に出演し、可愛くすっきりとしたイメージで人気を集めた。彼女が運営していたショッピングモールも大きく成功した。

しかし2012年のプロポフォール投薬と2014年のゾルピデム投薬で2度も処罰を受け、アメリカに強制出国させられた。それから数年が過ぎた2021年1月に韓国に入国したが、同年4月末から8月末まで6回にわたってヒロポンを投薬した容疑で警察に検挙された。

エイミーの判決公判は9月7日に開かれる。

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