HYBE発の新人ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)は、K-POP界が今年獲得した最大の収穫だ。
【画像】NewJeans、未成年なのに「衣装が扇情的」と波紋
HYBE傘下レーベルのADORがローンチした初のガールズグループであるNewJeansは、デビューアルバム『New Jeans』の初動販売枚数で歴代ガールズグループ新記録となる26万枚2815枚を売り上げた。さらには、各種音源チャートで1位を席巻した。
SMエンターテインメントのクリエイティブディレクターとして活躍し、現在はADOR代表を務めるミン・ヒジン氏が2年間心血を注いで手掛けたNewJeansは、従来のK-POPグループとは一風違ったプロモーションやマーケティングで注目を集めている。
NewJeansは去る7月22日0時、ユーチューブを通じて『Attention』のミュージックビデオをサプライズ公開し、突如としてデビューした。同月25日に予約販売がスタートしたNewJeansのアルバムは、円形のバッグ形態の限定版も披露させるなど、ファンの熱い関心を集めた。
それだけではなく、今月12日から31日までソウル永登浦(ヨンドンゥポ)区のデパート「ザ・現代ソウル」で開催されているポップアップストアも、ファンの間でも話題を集めている。当初は11日オープン予定だったが、集中豪雨の被害によって1日遅れの12日にスタートした。
オープン3日目の14日に本紙『スポーツソウル』記者が訪れたところ、NewJeansのポップアップストア周辺は人だかりができていた。
11時46分頃に受付を済ませ、582番の番号を受け取った。待機チームだけで502チーム、予想待機時間は約277分にも達した。NewJeansは同日14時20分頃、公式ツイッターを通じて現地での予約を締め切ったことを伝えた。
予約待機システムのおかげか、ストア内はそれほど混雑していなかった。待機列はフォトブースの列とポップアップストア入口の列に分かれていた。老若男女を問わず、多様な年齢層の人々が集まっていたが、概して10~20代の女性が多かった。
受付から約4時間30分過ぎた16時19分頃、ようやく本紙記者もストアに入場することができた。入場待機列に並ぶと、NewJeansのロゴが入った透明なうちわを受け取った。
ストア内には、衣類やポスター、ノート、ステッカーパック、キーリング、バッジなど多様なグッズが展示されている。NewJeansを象徴するウサギがデザインされたグリップトック、キーリング、iPhoneケースなど、人気商品はすでに品切れ状態だった。
何より、入口の最も近くに配置されたミニポスターセット、ノート、フォトセットが特に目を引いた。濃い原色を背景に独特ながらもハイティーンなスタイリングを披露したNewJeansのポスターは、まるで第1世代アイドルのような懐かしさを感じさせる。
最も人気のある商品はノートだった。ノートはメンバー5人の顔で構成され、購買欲求を刺激していた。
ストア内部にはグッズだけでなく、『Hurt』のメンバー別ソロバージョンとビハインド映像を楽しめる受話器も設置されている。受話器からは実際の電話から聞こえてくるような音質で楽曲が流れ、レトロな感性を刺激した。このほか、NewJeansのグッズシールで彩られたCDプレイヤーも雰囲気づくりに一助した。
ファンの間では、ポップアップストアだけでなくフォトブースも大きな話題になっている。
ポップアップストアとともに設置されたフォトブースでは、最近の流行である4カットで写真を撮ることができ、現場ですぐにプリントすることができる。写真にはNewJeansのメンバーが仮想で登場し、まるで一緒に写真を撮ったかのような雰囲気を味わえる。
大衆音楽評論家のチョン・ミンジェ氏は、「ポップアップストアのようなNewJeansのマーケティング戦略は、大衆に既存の音楽や映像コンテンツだけでなく、空間の経験や物品購買の楽しさを与えるという点で、話題性を維持するのに大きく役立つと判断される」と分析した。
■【写真】NewJeans、未成年なのに「衣装が扇情的」と波紋
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