宮脇咲良が所属するLE SSERAFIMに続き、ベールを脱いだNewJeans…HYBEの“BTSリスク”軽減なるか

2022年08月05日 K-POP #LE SSERAFIM #NewJeans

HYBEの次世代ガールズグループLE SSERAFIM(ル セラフィム)に続き、NewJeans(ニュージーンズ)がベールを脱いだ。

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早くも勢いが尋常ではない。これまでのK-POPグループのルールから果敢に抜け出した彼女たちが、第4世代ガールズグループの勢力図を塗り替えるのか注目される。

ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインの5人で構成されたNewJeansは、公式デビュー前から“ミン・ヒジンのガールズグループ”として話題になった。SMエンターテインメントのアートディレクター出身のミン・ヒジン氏は、過去に少女時代、SHINee、EXO、f(x)など有名アイドルグループのブランディングに参加した。

NewJeansは、そんなミン・ヒジン氏がHYBE傘下レーベル「ADOR」の代表理事を務めて、初めて披露したアイドルグループだ。

(写真提供=ADOR)NewJeans

ADOR側は「NewJeansというグループ名には、毎日探すようになり、いつ着ても飽きないジーンズ(Jeans)のように時代のアイコンになるという抱負が込められている」と説明した。

異例の歩みを続けるNewJeans

それだけにNewJeansはミン・ヒジン氏のカラーで満たされたグループで、すでにある程度のファンの形成が予見されていた。SMエンタで優れたブランディングの実力を認められていただけに、NewJeansの歩みも格別だった。

NewJeansは、これまでのガールズグループのデビュープロモーション過程である「ティーザー→フォト→メンバー→コンセプト公開」といった慣行を果敢に破り、事前の広報なしに去る7月22日にデビュー曲『Attention』のミュージックビデオをYouTubeに直接公開した。

また、なんと3つのトラックをタイトル曲に掲げた。『Attention』に続き、2番目のタイトル曲『Hype boy』、収録曲『Hurt』のミュージックビデオを公開。8月1日には3番目のタイトル曲『Cookie』まで公開し、アルバムは8月8日に正式発売する。アルバムのパッケージングも独特だ。3つのバージョンがあり、そのひとつである「New Jeans Bag」バージョンはバッグの形で制作され、実生活でも使用できるように作られた。

(写真提供=ADOR)NewJeans

反応は期待以上に大きい。デビューアルバム『New Jeans』の音源は、世界最大の音楽ストリーミングプラットフォームSpotifyでK-POP新人ガールズグループの新記録を作っている。タイトル曲『Attention』と『Hype boy』は、2日連続で韓国Spotify「日間トップソング」チャート1、2位を守った。

また、韓国の音源チャートでも3タイトル曲ともに、わずか6時間の成績だけでMelonの日間チャートに進入した。特に『Attention』は発売当日の19時、Melonリアルタイムチャートで20位に入り、最近3年間に発表されたガールズグループのデビュー曲のなかで最高順位を記録した。

アルバム販売量はさらに驚くべきものだ。『NewJeans』は予約販売を開始して3日後に44万枚以上販売され、歴代ガールズグループのデビューアルバム初動販売量(アルバム発売後1週間の販売量)の新記録を更新した。これまでの最高記録は、今年5月にデビューしたLE SSERAFIMの『FEARLESS』だった。『FEARLESS』は発売1週間で、約30万7000枚が販売されたと集計された。

HYBE初のガールズグループであるLE SSERAFIMの記録を、HYBEの2番目のガールズグループであるNewJeansが破った格好だ。

HYBEが抱えていたリスク

LE SSERAFIM(キム・チェウォン、宮脇咲良、ホ・ユンジン、カズハ、キム・ガラム、ホン・ウンチェ)は、同じくHYBEのレーベルであるSOURCE MUSICが去る5月、HYBEパン・シヒョク議長とSOURCE MUSICソ・ソンジン代表が中心になって作ったグループだ。

(写真提供=SOURCE MUSIC)LE SSERAFIM

6人体制から5人体制で活動するようになったLE SSERAFIMも、人気が着実に上昇している。デビュー曲『FEARLESS』で米ビルボードチャートに13週連続で名前を上げ、韓国音源チャートでも上位圏を占めた。

同じ芸能事務所から似たような時期に、新人ガールグループを披露するのは業界ではとても珍しいことだ。HYBEの代表グループであるBTS(防弾少年団)がグループ活動を一段落したなかで、HYBEが相次いで出した新人ガールズグループの“善意の競争”は、同社にとって好材料として作用するとみられる。

とあるK-POP関係者は、「HYBEはBTSへの依存度が高く、レーベルであるPLEDISエンターテインメント所属のfromis_9を除けば、すべてボーイズグループという点で偏りがあると指摘されてきた」とし、「LE SSERAFIMとNewJeansの活躍がこれまでHYBEが抱えていたリスクを軽減するか注目される」と話した。

特に最近のK-POP界では、IVE、Kep1er、NMIXXなど第4世代の新人ガールズグループの活躍が目立つだけに、LE SSERAFIMとNewJeansの登場が第4世代ガールズグループの勢力図にどんな変化を起こすかも、業界の重要な注視ポイントだ。

また別の関係者は、「HYBE、そしてミン・ヒジンのグループということが彼女たちにとって両刃の剣として働く可能性がある。少しずつ、そういった修飾語を離して、自分たちのカラーを探していかなければならないだろう」とし、「スタートは良い。ガールズグループの典型的な突き刺さるような高音と複雑な世界観などを果敢に排除し、差別化した」と期待感を示した。

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