8月12日よりシネマート新宿ほかにて公開となる韓国映画『キングメーカー 大統領を作った男』。
公開を1週間後に控えた今回、初共演を果たしたソル・ギョングとイ・ソンギュンが、本作の見どころや、互いの印象など大いに語ったインタビュー映像が解禁となった。
光の当たる表の存在として民衆の希望となる国会議員、キム・ウンボムを演じるのは名優ソル・ギョング。本作では、実際の政治家の演説シーンを参考にしながらも自身ならではのキャラクターを模索し、その類まれなる存在感で、前年の『茲山魚譜 チャサンオボ』に続き、2年連続で百想芸術大賞の最優秀男性演技賞を受賞。一方、同じ理想を追いかけながらも、ウンボムの影となり力を尽くすソ・チャンデに扮するのは『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュン。イ・ソンギュンは、第92回アカデミー賞を沸かせた『パラサイト 半地下の家族』以降、スクリーン復帰作として本作を選び、誰よりもお互いを必要としながらも、決定的なところで混じり合わない2人の複雑な関係を熱演している。
今回、解禁となったインタビュー映像で、ソル・ギョングは本作について「選挙戦に臨み、世の中を変えようとした2人の男の物語です。彼らの協力関係は後にライバル関係に変わっていきます」とし、「ビョン監督のスタイルで、昔の話もスタイリッシュに撮れば違った面白さになるという期待がありました」と語る。また演じたキム・ウンボムは「政治家で政治の現場を変えたいという大義名分と大きな夢を持った男」と説明し、一番共感した部分を「最後まで自分が信じる大儀を守り、何というか、違う世の中を夢見るところがあります。そこが強烈でした」というソル・ギョング。さらに、『名もなき野良犬の輪舞』(17年)に続いてのタッグとなったビョン・ソンヒョン監督については「私はビョン監督の作品スタイルが好きです。だから100%信じて仕事をしてます」という惚れ込みようで「歴史的な話がスタイリッシュな映画になったら、どうなるかを見るのも面白いと思いますし、政治の物語というよりも人間ドラマとして見てもらえたら嬉しいです」と思いを語っている。
一方、イ・ソンギュンはビョン・ソンヒョン監督作に初参加となるが「個人的に『名もなき野良犬の輪舞』がとても好きで監督のことが気になっていました。シナリオも面白かった。そして私の目標だったソル・ギョングさんとの共演、さまざまな理由で出演しました」と出演に至った経緯をコメント。そしてソル・ギョングとの共演については「彼は多くの俳優の模範です。そんな方と共演できて光栄でした」と続け、「私の演技を心から受け入れてくれたので、とても感動しましたし、ありがたかったです」と嬉しそうに答えている。また監督やスタッフがこだわり抜いた美術や照明などが演技をする上で助けになったそうで、「(演じた)チャンデの感情に合わせて照明やアングルで表現してくれた」とし、「素晴らしい俳優たちが様々な役を演じています。現代史を扱いながらもスタイリッシュでユニークな映像と美術、これまでに見たことのない新しいドラマです。期待してください!」と自信を見せている。
またスペシャル特典、イベントも決定。シネマート新宿、心斎橋限定の入場者プレゼントとして、8月12日より韓国版ビジュアルポストカードをプレゼント。
そして8月13日には公開記念としてシネマート新宿にてトークイベントが開催される。本作公開を記念し、当選率99パーセントを約束する、敏腕選挙コンサルタントを主人公に日本の選挙の裏側を描き話題となり、映像化もされた小説『当確師』の原作者、真山仁さんと映画評論家の松崎健夫さんによるトークイベントが行われる。
【日時】8月13日(土)11:55~の回、上映後
【場所】シネマート新宿
【登壇者(予定)】 真山仁さん(小説家)、松崎健夫さん(映画評論家)
※詳細は劇場サイトまで。なお感染状況などによりやむを得ずイベント中止になることもございます。予めご了承ください。
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