『Jack In The Box』はJ-HOPEそのものだ、“異例”のソロアルバムとなったワケ

2022年07月16日 K-POP #BTS

BTS(防弾少年団)のJ-HOPEではなく、“ソロミュージシャン”J-HOPEの完全な魅力に出会った。

【写真】J-HOPEが日本のお笑い芸人に反応!「奇跡」

“ミックステープ”(非正規無料アルバム)でソロ活動を正式に繰り広げる新章を予告したBTS。J-HOPEが7月15日、初ソロアルバム『Jack In The Box』で先陣を切った。

J-HOPEの初ソロアルバムだけに、トラックリストからミュージックビデオ、曲一つひとつまで、これまで彼がやりたかった音楽がそのまま反映されている。

所属事務所のBIGHIT MUSICは、「今までの枠組みを破り、今後進む道に対するJ-HOPEの悩みと情熱を込めたアルバム」と説明した。この言葉は、先立って1日に先行公開された『MORE』を通じても確認ができた。

(写真=BIGHIT MUSIC)J-HOPE

『MORE』はオールドスクールのHIPHOPトラックで、世の中にさまざまな姿を見せたいというJ-HOPEの力強い抱負と純粋な情熱が溶け込んだ楽曲だ。

J-HOPEの正直で率直な心境と悩みが歌詞に盛り込まれており、ラップも従来のBTS楽曲で見られたハイテンポ、ハイテンションのスタイルではなく、重厚かつリズミカルな魅力が際立っている。J-HOPEの新たなボーカル的魅力を見つけることができるという評価を受けている。

『Jack In The Box』が“かなり”異例のワケ

正式にアルバムをリリースするのは今回が初めてだが、J-HOPEは少しずつ独自の世界観を表現してきた。

2015年12月にSoundCloudで公開した『1 Verse』をはじめ、ミックステープ『Hope World』などで、ミュージシャンとして好評を得てきた。特に『Hope World』と『Chicken Noodle Soup』は、2018年と2019年に米ビルボードの「ビルボード200」と「ホット100」にチャートインするなど、世界的に人気を博した。

そして今回、J-HOPEが“自身の成長痛”を盛り込んだアルバムには、どのような音楽とメッセージが込められているのかに注目が集まった。

(写真=BIGHIT MUSIC)J-HOPE

“びっくり箱”を意味するタイトルの『Jack In The Box』には、『Intro』『Pandora's Box』『MORE』『STOP』『= (Equal Sign)』『Music Box : Reflection』『What if…』『Safety Zone』『Future』『Arson』の計10曲が収録されている。

先行公開された『MORE』とともにアルバムを象徴する『Arson』は、箱の外に出て、世の中とぶつかった話を扱っており、選択の岐路に立ったJ-HOPEの苦悩を表現した曲だ。

最近の韓国音楽界では、シングル、ミニアルバムが主流となっており、フルアルバムを出すとしても一つの作品に10曲も収録されるのは、かなりの異例と言える。

初ソロアルバムから10曲という多彩かつ多数の曲を収録したのは、J-HOPEがこれまで過ごした10年間、グループ活動をしながら届けたかった話、そして表現したかった音楽への熱望がどれほど強かったのか、うかがい知れるはずだ。

◇J-HOPE プロフィール

1994年2月18日生まれ。本名チョン・ホソク。2010年にBig Hitエンターテインメント(現HYBE)の練習生となり、2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではメインダンサーとリードラッパーを担当しており、ムードメーカー的存在としても知られている。活動名である「J-HOPE」は、名字であるチョン(英:Jeong)の頭文字の“J”と、希望を意味する英単語の“Hope”を掛け合わせたものであり、「パンドラの箱を開けると底には『希望』だけが残った」というギリシャ神話に由来している。

【写真】7人の絆…J-HOPEの“友情タトゥー”

【写真】J-HOPEとJIMINの「双子コーデ」

【写真】Vとグクの「プリクラ風SHOT」

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集