俳優ソ・イングクの主演能力に疑問符…Netflix配信中のドラマ『美男堂の事件手帳』、存在感薄く

2022年07月14日 話題

俳優ソ・イングクが追い込まれている状況だ。

【写真】ソ・イングク、“男の色香”漂う鮮烈ビジュアル

ソ・イングクはNetflixで配信中のドラマ『美男堂の事件手帳』(KBS2、脚本パク・ヘジン、演出コ・ジェヒョン、ユン・ラヨン)で、プロファイラー出身の偽占い師(巫男)であり、「美男堂」の社長でもあるナム・ハンジュンを演じている。

ナム・ハンジュンは親友だった検事ハン・ジェジョン(演者ソン・ジェリム)が殺害された後、証拠捏造の容疑で実刑となり、出所後に誤解されながら店舗を運営することになった人物だ。

「大きなメリットにならない」

『美男堂の事件手帳』は、カカオページで連載された人気ウェブ小説『イケメン堂-事件手帳』(原題)を原作とする。かつて原作のある作品はヒットしにくいともされたが、最近は様々な作品が相次いで興行に成功した。そのため原作の存在は、今では期待を呼ぶ要素となった。

(画像提供=KBS2)『美男堂の事件手帳』

また『美男堂の事件手帳』は『最愛の敵~王たる宿命~』の後続作で、前作の視聴者を取り入れる余地があった。『最愛の敵~王たる宿命~』は最高視聴率8.9%(ニールセンコリア全国基準)で有終の美を飾った。だが、同作のバトンを受け継いだ『美男堂の事件手帳』は、その勢いまで得ることはできず、最新話の視聴率は4.2%にとどまった。

何よりも『美男堂の事件手帳』は、ソ・イングクが7年ぶりに出演するKBSドラマという点で関心を集めた。しかし、いざふたを開けてみると、話題性すらも微妙だ。7月11日、テレビ話題性を分析するグッドデータコーポレーションによると、ソ・イングクはドラマ出演者の話題性ランキングでトップ10に入ることすらできなかった。

ソ・イングクが主演として起用された作品の惨敗は、昨日今日の出来事ではない。ドラマ『空から降る1億の星』(2018)、『ある日、我が家の玄関で滅亡が入ってきた」(2021)はともに視聴率が上昇する気配すらなく、2~3%台のままで幕を下ろした。彼が主演として作品を担う能力があるのか、疑問に感じざるを得ない理由だ。

事実上、彼をスターダムに引き上げた『応答せよ1997』(2012)を除けば、ソ・イングクが主演を務めたドラマで印象深いヒットとなった作品のほうが珍しい。

(写真提供=KBS2)ソ・イングク

とあるマネジメント関係者A氏は7月13日、本紙『スポーツソウル』に「ソ・イングク自体がもう大きなメリットにならない。魅力的な俳優も、演技が上手な俳優も多すぎる」と述べた。

続けて、「ソ・イングクがこれまで引き受けた役を見ると、良いキャラクターが多かった。『美男堂の事件手帳』も同様だ。台本は良かったが、巫男という独特のテーマを生かすには演技力が惜しまれる。『ショッピング王ルイ』はうまくいった作品だったが、ナム・ジヒョン、ユン・サンヒョンなど後押ししてくれる俳優が多くて可能だったと見ている。歌手でもなく、演技者でもなく、立場が曖昧だ。今回の作品で限界を見せているようだ」と伝えた。

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