『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』で“デンバー”役を演じた俳優のキム・ジフンが原作の“ある部分”を再現しようとしたと打ち明けた。
【写真】“禁断の愛”描くデンバーと“アノ人”のツーショット投稿
7月1日、キム・ジフンのオンラインインタビューが行われた。
この日、キム・ジフンは「リメイクが決定する前から原作をとても楽しく見て、本当にファンだった。原作がとても立派な作品だと思っていた。すでに全世界的で多くのファンを抱えている作品なので、私がキャスティングされる前に製作されるというニュースを聞いた時から出たいという気持ちが大きかった」と言い、原作の『ペーパー・ハウス』への並々ならぬ愛情を表わした。
スペインの人気ドラマ『ペーパー・ハウス』を原作とする『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』は、統一を控えた朝鮮半島を背景に、天才的な戦略家とそれぞれ異なる個性と能力を持つ強盗団が繰り広げる史上初の人質強盗劇を描く作品だ。
原作の大ファンだったため、キャスティングの提案が入ってきた時、受けない理由がなかったというキム・ジフン。「デンバーの役は個人的に私の作品を見てきた視聴者にはあまり馴染みのないキャラクターだと思い、新しい姿を見せるという挑戦もあった」とし「台本を見る前に心配をした。緻密で複雑な構成と多様なキャラクターを脚色しなければならず、韓国的な情緒をよく溶かさなければならないことはもちろん、新しい設定がどのように和えられるか憂慮した。しかし、台本を見た時、韓国の情緒をとても柔らかく、そして原作を見た人の立場としても不便ではないようにうまく溶け込ませたと思った」と説明している。
また、キム・ジフンは「見る人によっては原作とあまり変わらないと考える人もいると思うが、じっくり比較して見ると、多くの部分が変わった。台本を見て作家の方に感嘆した。立派な作品を持って無理なく現地化をさせて盛り込むところは全てつめこみ、キャラクターたちも生かすとこは全て生かしながら、このような過程が新しい作品を書くより容易ではないが、よく完成させてくださった」と作家へのリスペクトも忘れなかった。
特に、キム・ジフンは原作のデンバーと同じ笑い声を作り出し、話題を集めた。実際、キム・ジフンもデンバーの特徴である笑い声だけは失わないようにしたと話している。
キム・ジフンは「原作を追うという考えを完全に消した。台本を見た瞬間、違くなるのが当たり前で、違うのが正しいと思った。しかし、絶対に外せないのは笑い声だった。デンバーの笑い声が、キャラクターのアイデンティティのような笑い声ではないか。自分だけのキャラクターを作るのに笑い声まで捨てることになれば繋がりがなくなるような気がして、原作ファンにとっても笑い声がないと、物足りなさを感じると思い、その部分だけは原作からデンバーを必ず持ってこなければならないと思った部分だった」と話した。
『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』は去る6月24日、Netflixを通じてパート1(全6話)が公開された。
前へ
次へ