ISTエンターテインメントは「ATBOのメンバー、ヤン・ドンファについてのお知らせ」とし、「弊社はSNSやオンラインコミュニティに広がったヤン・ドンファについての投稿を確認し、正確に確認された事実に基づいて議論を進めるために、本人の同意を得て、当時在学していた学校の関係者、同門を含めた周りの知人たちと連絡を取るとともに、投稿の事実有無の検証を行ってきた」と伝えた。
続けて「その過程で、投稿の主張に一部事実とは異なる部分はあるものの、中学在学当時、ヤン・ドンファの未熟で不適切な言行により、傷ついた生徒たちがいたことを確認した」と述べた。
所属事務所によれば、被害を受けた生徒の一部と直接話し合い、ヤン・ドンファは謝罪の言葉を伝えたという。ヤン・ドンファは過去の行動を反省し、心から悔やみ、自分のせいで辛い思いをした人がもっといるかもしれないという罪の意識を重く受け止めているそうだ。
ただし、「弊社は上記のような事実確認をしていくなかで、本人とも真剣に話し合った結果、ヤン・ドンファがATBOとしてデビューや活動に参加しないことを最終決定した」と明かした。
そして「ヤン・ドンファもまた、この度の決定を通じて過去の誤った行為について学友たちに心から謝罪し、反省の気持ちを伝えたいと願っている。ATBOとしてのデビューは叶わなかったが、ヤン・ドンファ本人とその両親は、本件に対する厳しい叱責も謙虚に受け取り、今後、真の反省と謝罪の時間を送りたいという意見を伝えてきた」と説明した。
これでデビューを控えていたATBOは、7人組から6人組としてデビューを準備することになった。
最近、K-POPグループの学生時代の“いじめ疑惑”が多数浮上するようになった。去る5月にもHYBE初のガールズグループとして話題となったLE SSERAFIMのキム・ガラムに、デビュー前から“いじめ疑惑”が提起され、デビューを強行したものの活動中断となる事態が起きた。
そんななかで行われたISTエンターテインメントの“デビュー前脱退”という決断は、勇気の必要な決定ともいえる。今後もこういった容赦のない決断が続くのか、注目したい。
■「ヤンキーだった」LE SSERAFIMキム・ガラムに“いじめ疑惑”が複数浮上