韓国のとある音楽番組に“操作疑惑”が浮上し、警察の調査が行われることがわかった。
警察によると、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)警察署は、音楽番組『ミュージックバンク』の点数騒動と関連した告発状と陳情書を受け付け、その事件を担当課に割り当てた。警察は犯罪行為の成立可否などを判断するために、法令検討に入り、近いうちに告発者1人と陳情者1人に対する調査を始める予定だ。
先立って5月13日、KBSの『ミュージックバンク』でHYBE初のガールズグループLE SSERAFIM(キム・チェウォン、宮脇咲良、ホ・ユンジン、カズハ、キム・ガラム、ホン・ウンチェ)と歌手イム・ヨンウンが1位の候補に挙がった。
同番組の1位は「デジタル音源」「放送回数」「視聴者好感度」「音盤」「ソーシャルメディア」の5項目の点数の総合で決まるのだが、イム・ヨンウンの「放送回数」の点数が0点で、LE SSERAFIMが総合1位に輝いた。
その結果に対してイム・ヨンウンのファンクラブは、順位選定の基準を解明してほしいと要求。「デジタル音源」(1148対544)や「音盤」(5885対1955)の点数では、イム・ヨンウンが圧倒していただけに、LE SSERAFIMの1位に納得できなかった様子だ。
KBSはイム・ヨンウンの歌『また会えるだろうか』(原題)が集計期間中(5月2~8日)、KBSテレビ、ラジオ、デジタルコンテンツで放送されなかったため、0点だったと説明。しかし「KBSが明かした集計期間にイム・ヨンウンの新曲が多数、ラジオで放送された」との声が上がり、「0点」という評価に対する疑惑が深まった。
そして韓国の放送通信審議委員会に『ミュージックバンク』に対する審議を要請し、ソウル警察庁にも捜査依頼を要請した。
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