俳優ソン・ガンホがカンヌへと向かった。
ソン・ガンホは5月24日、「第75回カンヌ国際映画祭」に出席するため、仁川(インチョン)国際空港を通じてフランスへと向かった。
今回の渡仏は、是枝裕和監督がメガホンを取ったソン・ガンホ出演映画『ベイビー・ブローカー』が、カンヌ映画祭のコンペティション部門に選出されたためだ。
本作は、“赤ちゃんポスト”をきっかけに出会った赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを現行犯逮しようと静かに追いかける刑事が絡み合いながら繰り広げる、一風変わった旅路を描いている。ソン・ガンホは、赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊を連れ去ったベイビー・ブローカーのサンヒョンを演じている。
ソン・ガンホは、『グエムル-漢江の怪物-』(2006年、監督週間招請)、『シークレット・サンシャイン』(2007、コンペティション部門)、『グッド・バッド・ウィアード』(2008年、非コンペティション部門)、『渇き』(2009年、コンペティション部門)、『パラサイト -半地下の家族-』(2019年、コンペティション部門)、『非常宣言』(原題、2021年、非コンペティション部門)で計6回もカンヌから招待を受け、韓国俳優としてはコンペティション部門最多進出というタイトルを樹立している。
それだけでなく、2021年は韓国の男性俳優としては初めてコンペティション部門の審査委員にも抜擢されており、まさに“カンヌの男”と言っても過言ではない経歴を持つ。
『ベイビー・ブローカー』は、韓国では6月8日、日本では6月24日にTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国ロードショーだ。
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