BTS擁するHYBE初のガールズグループ「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」は、どのようなスタイルを見せてくれるのだろうか。
LE SSERAFIMのデビューが3日後に迫るなか、徐々にチームカラーが鮮明になっている。
LE SSERAFIMはHYBEと傘下レーベルのSOURCE MUSICが協力してローンチするグループで、HYBEにとっては初のガールズグループだ。前例がなかったためコンセプトと方向性の判断が難しかったが、これまで公開されたコンテンツや、ファッションショーをモチーフにした「LE SSERAFIM CASTING CALL」「LE SSERAFIM 2022 “FEARLESS” SHOW」の映像でHYBEとSOURCE MUSICが追求するものが徐々に明らかになり始めた。
「LE SSERAFIM CASTING CALL」の映像は、ファッションショーのステージに上がるモデルを選ぶオーディションのように演出され、続く「LE SSERAFIM 2022 “FEARLESS” SHOW」のフィルムには、バックステージ風景とランウェイでの姿が収められていた。映像のLE SSERAFIMメンバーは、自信に満ちた目つきとウォーキングを披露し、ファンの心を一気に掴んだ。
そしてサーキットで撮影されたコンセプトフォトは、ほかのガールズグループでは見られなかったムードだ。LE SSERAFIMは大衆が新人ガールズアイドルに期待する可愛さや爽やかさ、またはガールクラッシュとは異なる路線で新鮮さをもたらしている。
オールブラックの衣装やヘルメットを着用したメンバーは、レースを控えたレーサーのような雰囲気を漂わせ、写真の構図と色味ともにガールズグループのコンセプトフォトというよりはファッションカットに近かった。
そして本日(4月29日)に公開されたデビュー曲『FEARLESS』のミュージックビデオティーザーでは、バイク、クレーンにぶら下がった自動車、ボクシンググローブ、空中階段など、強さや恐怖を想起させるような素材が登場するが、映像のメンバーは大胆かつ余裕たっぷりな表情を保ち、追求する“FEARLESS(恐れ知らず)”を視覚的にしっかり具現化していた。
ほかにも、LE SSERAFIMのビジュアルは、少女時代、TWICE、BLACKPINKの系譜を継ぐ“ビジュアルグループ”の誕生と言っても過言ではない。
しかし、これまで公開されたコンテンツを見ると、先輩ガールズグループが歩んだ道を踏襲するというよりも、むしろHYBEレーベルの先輩であるBTSやTOMORROW X TOGETHERといったボーイズグループを追従する可能性が高い。
初期は不慣れに感じられるという危険を甘受してでも、独自のカラーやコンセプトを構築することに賭けると予測される。
BTS、TXTなどを成功させたHYBEのノウハウと、LE SSERAFIMメンバーのハイレベルなビジュアル、そしてIZ*ONEとして確固たるファン層を構築しているキム・チェウォンと宮脇咲良の存在は、LE SSERAFIMを勝利に導くのに十分だろう。
デビュー前から「史上最大級」「怪物新人」と称されてきただけに、LE SSERAFIMが披露する“HYBEガールズグループ”のスタイルや世界観に注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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