『気象庁の人々』でソン・ガンの元恋人役を演じたGirl's Day出身ユラ「実際の性格とは違う」【インタビュー】

2022年04月24日 話題

アイドルから演技者としてのキャリアを築いているユラにとってドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』は、もうひとつの成長の“背景”になってくれた。

【写真】Girls Day出身ユラ、抜群のプロポーション

去る4月3日に最終回が放送された『気象庁の人々』は、気象庁という馴染みのない舞台で、登場人物それぞれの不器用な愛について描いた。

ユラは劇中、「文民日報」の気象専門記者であるチェ・ユジンに扮した。チェ・ユジンは公式の登場人物紹介で「自信過剰だが、嫌な声を一言聞いたら地下200メートル下の穴を掘って入る」と紹介されるほど、不安定で憎たらしいキャラクターだった。

憎らしいキャラクターを演じる工夫

劇中、10年付き合って結婚間近だったチン・ハギョン(演者パク・ミニョン)とハン・ギジュン(演者ユン・バク)の間に突然登場したチェ・ユジンは、不倫という関係からハン・ギジュンと結婚することになる。

それだけでなく、気象庁を揺るがす記事を書くなど、物語の前半、中盤まで憎たらしさが前面に出たキャラクターとして活躍し、注目を集めた。

(写真提供=npioエンターテインメント)

演じたユラに記憶に残る反応があったかと聞くと、「視聴者がユジンに対して怒っていること自体で、目標達成だった。そんな最中にもユジンに対して、気の毒だという反応があったりすると、“ミッションクリア”といった感じだった。本当に気分が良かった」と、肯定的な気持ちで反応を見守ったと明かした。

ユラは、憎らしいチェ・ユジンというキャラクターを演じるうえで、多くの悩みがあったという。彼女は、チェ・ユジンを曇っているようで、澄んだ性格の所有者であり、かばってあげたい友人として受け入れた。

「ユジンになったので共感しようと思ったが、うまくいかなかった。ユジンは家庭を早く作りたがったし、(恋人の)イ・シウ(演者ソン・ガン)に冷めていくタイミングでギジュンに一目惚れし、悪い行動をすることになった。ユジンの家庭史の影響なので仕方がなかったと考えた」とし、チェ・ユジンに共感はできないが、なるべく理解しようと努力したと伝えた。

また「ユジンは言葉を憎たらしく発するが、ただ憎くいだけに見えないようにしたくて、たくさん悩んで研究した。できるだけユジンに共感できるように感情のラインを描こうと、監督やユン・バク先輩ともたくさん相談した」と付け加えた。

実際に『気象庁の人々』のチェ・ユジンとユラ本人の性格は大きく異なるように見える。インタビュー中のユラは、爽やかな笑顔が印象的だった。だからこそ演技に難しい点はなかったかと質問した。

(写真提供=npioエンターテインメント)

彼女は「考えてみると、これまで演じた役はどれも実際の性格と違った。以前は泣かなければならない場面があるとき、とても憂鬱な歌を聞き続けたり、悲しい思いをしたりしながらテンションを合わせようとした。今回はそういったことより、ユジンのことをたくさん考えた。ユジンはどう育ったのか、自分の家族を見ながらどんなことを思ったのかと、台本にないユジンの人生をたくさん考えた。そうやって没頭しながら演じられたようだ」と、工夫の跡を見せた。

Girl's Dayメンバーに感謝

ユラにとってガールズグループ「Girl's Day」の話は欠かせないだろう。デビューしてから12年が経ったが、メンバーたちのおかげで20代を幸せに過ごせたという。

ユラは「Girl's Dayとして活動したことが本当に良かった。とても幸せだったし、今もステージに立つ夢をよく見る。メンバーたちが賛成してくれたら、もう一度やってみたい気持ちだ。幸せな思い出を話せば、夜が明けてしまうほどたくさんある。あのメンバーでなかったら、これほど幸せではなかったかもしれない。働きながら会うことは難しいが、本当にメンバーたちに出会えたのは大きな幸福だった」と述べた。

(写真提供=Awesome ENT)ユラ

アイドルから女優の道に入ったユラが感じる演技の魅力は、一人の人生を間接的に経験することができるという点だ。ユラは演技の魅力について話すとき、ときめく表情を隠さなかった。

「普通に暮らしながら他人の人生を体験することは、ほとんどないはず。演技しながら、人生で経験したことのない体験ができて、とても楽しい。生涯することのない考えをしてみて、まったく知らなかった職業になってみて、違う人生に没頭することになる点が魅力的だ」

『気象庁の人々』はユラにとって、さらに演技への意欲を持たせるきっかけになった。

今回の作品で演技の魅力にすっかりハマったというユラは、「監督が私が考えたこともない繊細なディテールに関するアドバイスをたくさんくれた。“あ!”と悟る瞬間が多かった。また同僚の俳優たちの助言でたくさん学び、感じることも多かった大切な時間だった」とし、「人間的には人間関係の中の成長過程について多く考えた。そんな状況を経験したことはないが、ユジンというキャラクターとして生きてみると、間接的に感じてたくさん考えるようになった」と明かした。

演技者としてはもちろん、人間としての成長も期待させた。

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