今回こそ、まともな調査が行われるだろうか。
これまで「バーニングサン事件」を捜査してきた警察が、YGエンターテイメント所属であるBIGBANGの元メンバーV.I(本名イ・スンヒョン)と、ユン総警を6月25日に検察に起訴意見で送致する。
ソウル地方警察庁の関係者は6月24日の記者懇談会で、V.Iとユン総警の送致する時期を問う取材陣の質問に、「明日、一括して送致する予定」と明らかにした。
V.Iへの容疑は何か。
V.Iは、元ユリホールディングス代表のユ・インソクと台湾人投資家“リン夫人”と共謀し、金庫番であるアン氏が管理する通帳を利用してクラブ営業スタッフを採用したかのように偽装し、その給与名目で約5億7000万ウォン(約5700万円)を横領した疑いを受けている。
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ユ・インソクとともに、ソウル江南(カンナム)にあるクラブ「モンキーミュージアム」のブランド使用料と、「ネモパートナーズ」のコンサル料の名目でバーニングサンの資金5億3000万ウォン(約5300万円)余りを横領したとも調査されている。
それだけではない。V.Iは、2015年に日本人事業家であるA会長一行に性売買を斡旋し、自らも直接買春した疑い(性売買斡旋など行為の処罰に関する法律違反)も受けている。
ユン総警は、V.Iなどがカカオトークのチャットルームで“警察総長”と呼んでいた人物だ。V.Iとユ・インソクが2016年7月、江南に開業したクラブ「モンキーミュージアム」に食品衛生法違反の通報が入ると、ソウル江南警察署の警察官を通じて取り締まり内容を確認した後、ユ・インソクに知らせた疑いを受けている。
警察は、元YGエンターテインメント代表プロデューサーであるヤン・ヒョンソクの性接待疑惑にも事実関係を把握している。警察関係者は、「マスコミの報道内容を中心に事実関係を確認している。現在までに捜査するほどの手がかりは発見されなかった」と述べた。
それとともに警察は、ヤン・ヒョンソク元代表プロデューサーの性接待疑惑と関連して、歌手PSY(本名パク・チェサン)や風俗店従業員など10人余りを呼んで調査したと伝えられた。
警察はまた、「ヤン・ヒョンソク元代表プロデューサーをまだ調査していない。(彼を相手に)確認しなければならない部分があるようだ」と話した。
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