女優チョン・ホヨンがアメリカの主要な授賞式とファッションショーに出演したのに続き、ハリウッドでの次回作も確定するなど、前例のないグローバルな活動で世界中の注目を集めている。
昨年9月に公開されたNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』で女優デビューを飾って以降、驚異の歩みを見せているチョン・ホヨン。
最近ではアメリカのゴッサム・インディペンデント映画賞、全米映画俳優組合賞(SAG)、クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)、クリティクス・チョイス・スーパー・アワード、全米製作者組合賞(PGA)といった、アメリカの主要な授賞式に授賞者及び受賞者として登場。さらには、ルイ・ヴィトンのファッションショーでオープニングとフィナーレを飾り、ハリウッドでの次回作も確定した。
そこで今回は、チョン・ホヨンが『イカゲーム』出演から現在まで展開してきたグローバル活動について振り返ってみた。
まず、チョン・ホヨンは『イカゲーム』で家族のために大金を必要とする脱北女性カン・セビョク役を演じ、国内外のメディアから好評を集めた。
これを証明するかのように、全米映画俳優組合賞では「非英語圏のドラマ俳優」かつ「韓国人俳優」として初めて主演女優賞を受賞し、韓国ドラマ界に史上初の歴史を刻んだ。
また、クリティクス・チョイス・スーパー・アワードではアクションシリーズ部門の女優賞を受賞し、再び世界中で話題を集めた。このように、チョン・ホヨンの名前の横には、常に「初」「最高」「最大」といった賛辞の修飾語が付き続けた。
彼女のグローバル活動はこれにとどまらなかった。
チョン・ホヨンはゴッサム・インディペンデント映画賞に授賞者として登場すると、全米映画俳優組合賞ではコメディシリーズ男優賞の授賞者として登場し、女優ヘイリー・スタインフェルドとともに共同で授賞を行った。
それだけでなく、クリティクス・チョイス・アワードではイ・ジョンジェ、パク・ヘスら『イカゲーム』共演者とともにリミテッドシリーズ最優秀女優賞の授賞者として登場。全米製作者組合賞でも授賞者を務め、全世界の注目を集めた。
このように、チョン・ホヨンはアメリカの主要な授賞式で賞をもらうだけでなく、授賞者としても登場するなど、代替不可能なワールドスターとしての底力を改めて見せつけた。
また、チョン・ホヨンはアジア人として初めて米ファッション誌『VOGUE US』の表紙を単独で飾った。これは『VOGUE』創刊130年の歴史において史上初の試みであるだけに、なおさら意味深かった。
これだけでなく、フランス・パリのオルセー美術館で行われたルイ・ヴィトンのファッションショーにはブランドアンバサダー兼モデルとして登場し、オープニングとフィナーレで“グローバルスター”らしい威厳を示した。
ファッションショーのオープニングを務めるということは、それだけ同ブランドのアイデンティティや最も重要視される価値を兼ね備えているというだけに、さらに大きな意味を持つ。
こうした熱い人気を証明するかのように、チョン・ホヨンは映画『ゼロ・グラビティ』『ROMA/ローマ』で有名なアカデミー賞監督のアルフォンソ・キュアロンが手掛けるApple TV+シリーズ『Disclaimer』を次回出演作として確定し、本格的なグローバル活動に拍車をかけている。
『Disclaimer』はルネ・ナイトの小説『夏の沈黙』を原作としたドラマで、ハリウッド俳優ケイト・ブランシェット、ケヴィン・クラインらの出演が確定。チョン・ホヨンは彼らの相手役として共演することになった。
チョン・ホヨンは作中で“キム”に変身し、賢く活気と野望に満ちあふれた女性を描き出す予定だ。
女優としての大きな可能性を立証したチョン・ホヨン。彼女がこれから出演する作品ごとにどんな姿を見せてくれるのかに期待が集まる。
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