まさに名優の熟練ぶりが輝く作品だ。
【写真】キム・ヨンミンだけじゃない！『愛の不時着』の名脇役たち
『愛の不時着』で“耳野郎”ことチョン・マンボク役を演じた俳優キム・ヨンミンが、新ドラマ『軍検事ドーベルマン』（原題）で野望と欲望に満ちたキャラクターへの華麗な変身を遂げた。
韓国で2月28日から放送が始まったtvNドラマ『軍検事ドーベルマン』は、お金のために軍検事となったド・ベマン（演者アン・ボヒョン）と、復讐のために軍検事となったチャ・ウイン（演者チョ・ボア）が出会い、軍隊内の黒く腐った悪を打破しながら、真の軍検事に成長していく過程を描いた作品だ。
キム・ヨンミンは同作で、特捜部検事出身で国内屈指の法律事務所「ロー・アンド・ワン」の代表弁護士ヨン・ムング役を演じた。
法律事務所の代表らしいエリート感漂うビジュアルと鋭い目つきで初登場から存在感を発揮したヨン・ムングは、中卒出身の弁護士として就職難に陥っているド・ベマンに意図的に接近。
ド・ベマンに自分の人として軍検事になることを提案したヨン・ムングは、破格の年俸から堅固な裏背景を約束する“避けられない誘惑”で、味方を確実に引き入れる執拗さとパワーを同時に表現した。
また、ヨン・ムングは自分のクライアントのためなら不正や操作も辞さない姿でダークな野望をあらわにした。そして、彼の野望に軍検事ド・ベマンが利用された。クライアントの障害となった頭取の息子に軍内特恵疑惑事件を意図的にかぶせたのだ。ヨン・ムングはド・ベマンに大金を補償し、完全なる自分の人として作り上げ野心を満たした。
ヨン・ムングを演じたキム・ヨンミンの熟練の演技は毎回の瞬間で輝いた。ヨン・ムングの目つきには自分が目標とすることは何が何でも成し遂げたい野獣のような性情が込められていて、相手を夢中にさせる“キム・ヨンミン流”の話術は、作中のド・ベマンのみならず視聴者までも戸惑わせた。
特に、欲望に沸く人物を洗練された形で完成させたのは、キム・ヨンミンの柔軟さだった。口元に浮かぶ不気味な笑みや冷徹なオーラまで、人物の細かなディテールを活かしたキム・ヨンミンの柔軟な演技は、水が流れるかのように作品に見事に溶け込み、完璧に欲望にまみれたキャラクターの誕生を知らせた。
初回からキャラクターと100％マッチするシンクロ率を披露したキム・ヨンミン。彼の代替不可能な消化力が『軍検事ドーベルマン』のなかで光を放ち、今後のドラマの展開にさらなる期待を持たせている。
なお、キム・ヨンミンが出演するドラマ『軍検事ドーベルマン』は、韓国で月曜日と火曜日の22時30分からtvNで放送されている。
（記事提供＝OSEN）
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