大ヒット韓ドラ『愛の不時着』の“耳野郎”キム・ヨンミン、数々のヒット作を支える名脇役の魅力は?

大ヒットドラマ『愛の不時着』の名脇役、キム・ヨンミン(48)の躍進が止まらない。

演劇が好きで演技を始めたというキム・ヨンミンは、数々の演劇や映画、ドラマに出演して演技力を培ってきた。

本格的に名前が知れ渡り始めたのは、2018年のドラマ『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(以下、私のおじさん)。

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多くの視聴者が“人生最高のドラマ”として挙げる『私のおじさん』で、キム・ヨンミンは劣等感にさいなまれ、先輩の妻と不倫関係に陥りト・ジュニョン役を熱演、強烈な印象を残した。

その後、OCNドラマ『SAVE ME2』でドラマチックな変化を経験する牧師ソン・チョルウに扮し、自身の真価をもう一度証明している。信仰心が深く善良な姿から誤った信仰心に溺れ、狂気を帯びていく人物を見事演じた上に、共演した先輩俳優チョン・ホジンとの演技対決でも押されず、爆発的な演技力を披露した。

そして、北朝鮮の監視盗聴室所属の軍人チョン・マンボク役として、大ヒットドラマ『愛の不時着』に出演。

自分の過ちで友人を死なせたという罪悪感に駆られていた序盤から、純粋で可愛らしい魅力を発散する後半まで、変化していくキャラクターを繊細に演じあげ、大いに愛された。

しかし、彼の変身はここで終わらない。

今年上半期、最高のヒット作となったJTBCドラマ『夫婦の世界』では、浮気者のソン・ジェヒョク役で『愛の不時着』でのイメージをガラッと変えたのだ。

キム・ヨンミン

キム・ヨンミンは妻の前でも浮気心を隠さず、本能の赴くままに快楽を楽しむ“浮気男”から、妻への愛に気づいてロマンチストに変わるキャラクターを熱演。またもや代表作を更新した。

さらに、3月5日に韓国で公開された自主映画『チャンシルは福も多い』(原題)では、ミステリーな男役で観客を魅了。口コミで人気になった本作は2万5000人以上の観客を動員した。

tvNドラマ史上最高視聴率を記録した『愛の不時着』をはじめ、ケーブルテレビドラマ視聴率1位を記録した『夫婦の世界』、低迷する映画界で約2万人の観客を動員した『チャンシルは福も多い』まで。卓越な演技力で幅広いキャラクターを完璧に演じる彼の活躍が目立った。

ドラマや映画を選ばず大活躍を見せ、2020年を自分の年にしているキム・ヨンミン。6月5日に開催される「第56回百想芸術大賞」に、ドラマと映画の2部門にノミネートされた。全盛期を迎えた彼の今後に、注目が集まっている。

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