古家正亨さんが語るK-POPの過去・現在・未来【日本の中の韓流、15年目の現在地】

2019年05月02日 K-POP #少女時代 #KARA #TWICE #BTS

ここ2~3年、日本メディアでよく登場した単語のひとつは「第3次韓流ブーム」だろう。

日本の代表的なコリアタウン・新大久保に行くと韓国で流行っているファッションやメイクを真似した日本の10~20代の学生たちが片手にチーズホットドッグ、もう片方の手にはアイドルグッズを持って道を埋め尽くしているが、日本のメディアがこのような現象を「第3次韓流ブーム」と名付けたのだ。

そのきっかけを作ったのは他でもない、K-POPアイドルグループのTWICEとBTSだ。

リリースする曲はいずれもオリコンチャート1位を占め、日本のドラマの主題歌を歌うほど高い知名度を誇る彼らは、日本で圧倒的な存在感を発揮しながらK-POPのステータスを高めた。

また昨年末には、日韓合同ガールズグループIZ*ONEが日本の4大年末歌謡祭の一つ『FNS歌謡祭』に出演し、韓国語の曲を歌う破格のパフォーマンスを披露した。

放送直後、IZ*ONE関連キーワードが日本のツイッターのリアルタイムトレンド検索ランキングを掌握したことは、それだけK-POPの影響力が大きいという証拠なのだろう。

(関連記事:日本で人気を呼んだ韓流ドラマの変遷は?【日本の中の韓流、15年目の現在地】

そのような日本のK-POPブームを愛情を持って見守り、一緒に盛り上げてきた人がいる。

放送人および韓国大衆文化ジャーナリストとして活動する古家正亨さんだ。

インタビューに応じる古家正亨さん

日本で韓流ブームが本格的に巻き起こる前の2001年から北海道のFMノースウェーブの韓国音楽専門番組『BEATS OF KOREA』のDJを務めてきた彼は、現在ラジオ番組5本、テレビ番組3本に出演していて、毎月15件以上の韓流関連イベントの司会を担当、4本のコラムを連載中だ。

これまで数多くの韓流スターらのファンミーティングの司会を務め、日本国内で韓流伝道師の役割を担ってきたが、大学卒業後に渡ったカナダ留学中に偶然聞いたユ・ヒヨル(Toy)の音楽に感動して韓国行きを決心し、1998~1999年の韓国留学をきっかけに触れた韓国の歌謡を日本人にも紹介したいという一心で約20年間韓国の大衆文化関連の仕事に携わっている。

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