ヨン・サンホが描く“地獄”に酔いしれる…Netflix期待作『地獄が呼んでいる』のキャラポスター公開

2021年11月01日 テレビ #ユ・アイン #Netflix

Netflixの最新韓国作品『地獄が呼んでいる』からキャラクターポスターが公開された。

【写真】『新感染』監督が描く圧倒的ディストピア…『地獄が呼んでいる』衝撃の場面カット

11月1日に公開されたキャラクターポスターは、黒い煙のように表現された地獄の使者と、登場人物の表情が絶妙に合わさって視線を引く。

死を宣告され、定められた時間に地獄行きを執行されるという破格的な設定の本作は、互いへの疑念と不信、恐怖が大きくなる混乱した社会で、どのような変化を示し、どのような選択をするのか、人間らしさが何なのか、改めて再確認することに期待が集まっている。

『地獄が呼んでいる』は、突如出現した地獄の使者たちに人々が地獄行きを告げられる超自然的な現象から幕を開け、その混乱に乗じて復興した新興宗教団体「新真理会」と、不可解な事件の実体を明らかにしようとする人々が繰り広げる物語だ。

K-ゾンビ映画の傑作『新感染 ファイナル・エクスプレス』『新感染半島 ファイナル・ステージ』を手がけ、ウェブトゥーンを実写化したヨン・サンホ監督は、「この作品で俳優たちの役割は絶対だった」とし、キャラクターと完璧に合致する俳優をキャスティングすることに力を入れたと明らかにしている。

(写真=Netflix)

ソウルのど真ん中で起きた“地獄行き”を、「神の行為」と説明する新真理会の議長チョン・ジンスはユ・アインが演じた。「最初からユ・アインを念頭に置いていた」というヨン・サンホ監督の期待通り、過去、偶然に地獄行きを目撃し、神の痕跡と意図を追って生きてきたチョン・ジンスを演じるため、ユ・アインは長髪で外見的変身を試みただけでなく、神秘的で落ち着きを持ち、強烈で捻じ曲げられた心理を持った独特なキャラクターを誕生させた。

(写真=Netflix)

またドラマ『ウォッチャー 不正捜査官たちの真実』『アンダーカバー』(原題)などで、長年にわたって演技力を誇示してきたキム・ヒョンジュは、ソド合同法律事務所の弁護士ミン・ヘジンを演じた。恐ろしい勢力を育てていく新真理会と、盲目的に彼らに追従する信者の対極点に立って人間を眺める弁護士として活躍する。キム・ヒョンジュの長年のファンというヨン監督は、「大衆に信頼を築いてきたキム・ヒョンジュが、ミン・ヘジンに必要だったイメージを完成させた」と語っている。

(写真=Netflix)

そして、日本公開を控える映画『ただ悪より救いたまえ』で、青龍映画賞と百想芸術大賞を総ナメしたパク・ジョンミンは、テレビ局から新真理会のドキュメンタリーを制作するペ・ヨンジェPDに扮した。新真理会に後ろめたさを感じつつも、傍観する立場だった彼は、周辺の人々に地獄行きが告知され始めると、突然現実の中に引き摺り下ろされる人物だ。ヨン・サンホ監督は、「パク・ジョンミンが観客を導く吸引力がすごかった」と賞賛を惜しまず、彼が演じたペ・ヨンジェに対する期待を高めた。

(写真=Netflix)

ドラマ『先輩、その口紅塗らないで』『「私を溶かしてくれ」(原題)などへの出演で、演技の幅を広げてきたウォン・ジナは、ペ・ヨンジェの妻ソン・ソヒョン役を演じ、家族への地獄行きの告知を見て、危うく揺れ動く平凡な人の内面を描いた。「“地獄”という単語一つだけで、ドラマが描こうとする哲学的な意味が何なのか気になった。台本を読みながら、それこそ物語に巻き込まれる力が感じられた」と出演を決めた理由を明らかにしたウォン・ジナは、ソン・ソヒョンの複合的な感情を繊細に表現した。

(写真=Netflix)

ヨン・サンホ監督のアニメ作品『我は神なり』『豚の王』に声優として出演をしたヤン・イクジュンは、地獄の使者出現事件を捜査するチン・ギョンフン刑事として登場する。地獄の使者の出現を、神の意図というよりは人間による殺人事件として接近するチン・ギョンフンは、この説を否定するチョン・ジンスと対立する役柄だ。ヤン・イクジュンは「出演の決心はヨン・サンホ監督」とし、「ヨン・サンホ特有の世界観に合流した俳優として誇りを感じる」と所感を明らかにし、『地獄が呼んでいる』が、監督と俳優が互いへの信頼で生み出された作品であることを示唆している。

ヨン・サンホ監督のかつてないストーリーと、有名俳優たちの出会いで爆誕した『地獄が呼んでいる』は、11月19日にNetflixで全世界配信だ。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集